大分市で母子手帳アプリ『母子モ』の新機能を導入！利便性向上に期待

大分市が進めるデジタル子育て支援

大分県大分市は、母子手帳アプリ『母子モ』を通じて子育て支援のデジタル化を進めています。この度、アプリに新たに「オンライン予約サービス」と「質問票サービス」が追加され、より利便性が向上しました。これにより、ユーザーは母子健康手帳の交付や面談の予約、さらに妊娠に関連する各種手続きをアプリから簡単に行えるようになります。

新機能の特徴

『母子モ』は2020年10月から「おーいたっち」として運用されており、妊産婦と子どもの健康データの管理や予防接種のスケジュール確認、地域情報の提供といった多彩な機能を提供しています。これに加わった新たな機能により、ユーザーは以下の手続きをオンラインで行えるようになります：

- オンライン予約サービス：来庁や面談の予約がアプリ内で完結。
- 質問票サービス：妊娠届や妊娠8か月時のアンケートを簡単に提出可能。産後ケアの利用申請もアプリ内からアクセスできます。

地域全体で支える子育て

大分市は「誰もが安心して子どもを産み育てる」というビジョンのもと、地域全体で子育て家庭を支援しています。行政事務の効率化や市民サービスの向上を目的に「大分市DX推進計画」を策定し、デジタル技術を活用した施策を進めています。地域社会全体で子育て家庭を支える環境を整備することで、より良い子育て環境の実現を目指しています。

利便性の向上

新機能の導入により、利用者は24時間いつでも手続きを行えるため、時間的な制約を大幅に軽減できます。特に、育児で忙しい家庭や、体調が優れない方にとって、手続きがスムーズになることは大きなメリットです。自治体職員にとっても、事前準備が整いやすくなり、質の高い相談サービスを提供することが可能になります。

デジタルによる未来の子育て支援

母子手帳アプリ『母子モ』の新機能によって、今後もアプリの利便性を向上させる施策が続く予定です。2030年までのビジョンとして、妊娠から子育てに関する手続きを一元化し、情報提供を行うことで、保護者や自治体、医療機関の手間を削減することを目指しています。『子育てDX』では乳幼児の予防接種予診票のデジタル化を進めるなど、地域とも連携しながら、より安心で簡便な子育て社会の実現に向け努力します。