オンラインで楽しむ秋の有田陶磁器まつりの全貌

有田観光協会が提案する秋の新しい楽しみ方

佐賀県の有田町では、毎年恒例の「秋の有田陶磁器まつり」が11月19日から23日まで開催されます。今年で16回目を迎えるこのイベントは、従来通りの現地参加だけでなく、オンラインでの楽しみ方も提案されている点が特徴です。新型コロナウイルスの影響を受けた中で、全国どこからでも特産品を楽しめるよう進化を遂げているのです。

オンラインでの陶磁器まつり

今年のゴールデンウィークに初めて試みられた「Web有田陶器市」が好評を博し、その反響を受けて有田観光協会が新たに立ち上げたのが『有田産品ARITA SANPIN』です。このサイトでは、有田焼の窯元や商社約90社が登録されており、マグカップや皿、アクセサリーなど、様々な商品をカテゴリー別に検索しながら購入できます。また、有田町の特産グルメも紹介されており、地元ならではの食品をお取り寄せできるのも特長です。

さらに、オープニング企画としてお買い物を通じたアンケートに回答した方の中から、抽選で有田町の産品が当たるキャンペーンが行われます。特産品を手にしながら、地域に対する関心も高まる素晴らしい機会です。

オンライン観光体験

有田町を直接訪れることが難しい方々のために、オンラインでの体験も用意されています。『うつわ男子』と呼ばれるコンシェルジュが、リアルタイムで有田の観光スポットや窯元を訪問し、その模様をオンラインで配信します。このプログラムは予約制で、各時間帯につき3名までの参加が可能です。自宅に居ながら、有田町の魅力を体感できる画期的な試みです。

また、「有田まちなか案内ジュニア隊」という子供たちによる観光案内動画も公開され、地域の歴史や文化を学んだ彼らが自らの視点で観光名所を案内する内容になっています。こちらは大人顔負けの視点終えた卒業生たちの頑張りが垣間見られることでしょう。

まとめ

異なる方法で楽しめる『秋の有田陶磁器まつり』は、今年のテーマ「Withコロナ」に基づいて、地域と全国のつながりを強める機会となります。実際に足を運んで有田町の魅力を体感するもよし、オンラインを通じて商品の購入や観光を楽しむもよし。この祭りを通じて、多くの方に有田の陶磁器とその文化の魅力が伝わることを期待しています。地域の活性化にも寄与するこのイベントをぜひ楽しんでください。