ミドルシニア世代の新たな挑戦「LIFE SHIFT GARDEN」
2023年6月1日、一般社団法人ミドルシニア・セルフ・エンパワメント協会が展開する新たなコミュニティ「LIFE SHIFT GARDEN」がスタートしました。このプロジェクトは、約45〜65歳のミドルシニア世代を対象に、彼らの生活の質を向上させるための学びと体験の場を提供することを目的としています。
なぜ今、ミドルシニア世代か?
人生100年時代に突入した現在、40代から60代の人々が直面する社会的な課題が増えています。これまでは、定年や雇用延長が視野に入る中での“引退”というステージと捉えられていたこの年代ですが、現在は新たな挑戦が求められています。セカンド・キャリアやサード・キャリアといった選択肢が広がる中で、彼らが自身の人生をより豊かにするためのコンセプトとして「トランジション期」が重要視されています。
プロジェクトの概要
「LIFE SHIFT GARDEN」は、11社・約100名の参加によるトライアル・サービスを実施します。2026年に予定されている正式なサービス開始に向け、参加企業や多様な活動を通じて、コミュニティの運営ノウハウを蓄積していく予定です。
トライアル期間中は、参加者が相互に刺激し合いながら学び合う場が設けられ、定期的なミーティングや多様なプロジェクトが進行されます。各参加者は異なる企業から集まったメンバーで構成されたチームに所属し、共に成長する関係を築いていきます。
教育プログラムと活動内容
新たな学びを促すために、このプラットフォームでは「変身資産アセスメント」を用いたワークショップが実施され、各自の強みを見出す手助けを行います。また、専門家を招いたセミナーが毎週行われ、ライフシフターによるトークイベントも予定されています。特に、初回のオープン記念セミナーには教育改革実践家の藤原和博氏が登壇予定で、多くの人々の関心を集めています。
さらに、参加者には興味のあるテーマをもとに自主的に立ち上げるプロジェクトも支援されており、起業や副業を目指す方々にも大きなチャンスが提供されることになります。
未来に向けた重要なプロセス
本プロジェクトは、「スモールスタート」と表現されていますが、これは新たな試みに対する慎重さを示すものです。参加者の反応を見極めながら、ミドルシニア世代に真に役立つコミュニティとして育てていくことが求められます。
また、このプロジェクトでは他にも、参加者同士の交流促進や1on1のメンタリングプログラムも用意があります。これらは、メンバー同士が自らの経験や知識を共有し合い、お互いに支え合うことで進化することを目的としています。
第2次参加企業の募集について
トライアル・サービスは11社からスタートしますが、今後はさらなる参加企業の募集も行うとのことです。これにより、ミドルシニア世代に特化したさまざまなサービスが多くの企業から提供されることが期待されます。
閉じにかえて
「LIFE SHIFT GARDEN」は、参加者が花を咲かせ成熟していくための豊かな土壌を創ることを目指しています。ミドルシニア世代の活動が、単なる経験の薄いものではなく、次世代のリーダーシップへとつながることを願っています。今後の展開にぜひ注目してみてください。
【協会情報】
- 所在地:東京都千代田区神田和泉町1番地6-16ヤマトビル405
- 公式ウェブサイト:
一般社団法人ミドルシニア・セルフ・エンパワメント協会