阪南大のSTEM育成
2026-01-23 10:08:16

阪南大学が地域のSTEM人材育成に取り組む成果とは

阪南大学は、次世代の科学技術者であるSTEM人材の育成に向けた取り組みを強化しています。一例として、同大学の教員が高校生の研究を指導し、その成果が大阪府教育委員会主催の『大阪サイエンスデイ2025』で優秀賞を受賞しました。この受賞は、阪南大学高等学校が大学の専門知識を利用し、高校生に実践的な指導を行った結果の一端を表しています。

今回の指導を担当したのは、阪南大学総合情報学部の松田建教授です。教授は昨年度からこの高校の研究指導に携わっており、その中で理数系の探究学習を教育現場に展開する高大連携の取り組みを進めてきました。このプロジェクトは、大学が持つ研究と教育資源を地域の教育に活用し、社会課題に対して応える理数系人材の基盤を築くことを目指しています。

松田教授は生徒に対し、学習プロセスの重要性を強調しました。具体的には「指導者の話に傾聴し、理解したことを行動に移す」という二つのステップを重視。また、実験装置の使用法から研究のまとめ方、さらにプレゼンテーションに至るまで、専門的な視点から高校生を指導しました。このような支援により、彼らは科学的思考力と実践力の向上を果たしています。

今回の受賞研究のテーマは「アゾ結合の分解による安全な紫外線の強度測定」で、高校2年生の8名からなるチームが取り組んだものです。彼らは、日常生活で広く使われる染料が紫外線で分解される際に生成される有毒物質に着目し、その安全性を測定する方法を探求しました。特に、紫外線強度を安全に評価するための手法に関して、画像処理を通じた定量的測定を提案しました。このアプローチは、身近な素材を使うことで理論を応用し、STEM的な思考を実践する良い例として高く評価されました。

また、大阪サイエンスデイ自体は、大阪府教育委員会が主催する理科と数学の研究成果発表会であり、多くの高校が参加しています。このイベントでは、生徒が行った研究の発表を行い、教育機関との連携を深めることを目的としています。発表は2部構成で進行され、参加者は第1部での助言を受けて研究をさらに磨きをかけます。これにより、生徒の研究に対する質の向上や、実践的な経験が得られる機会が提供されています。

松田教授は、「科学は真理の探求であり、多くの人に認められることだけが価値ではない」とも述べています。努力の成果が評価されることは、生徒にとって貴重な経験となったとのことです。受賞した生徒もいれば、そうでない生徒もいますが、参加した全員がプロセスを通じて成長し、得た知識や経験を今後に生かすことが期待されています。阪南大学の桧山弘学長は、「地域社会への貢献は大学の使命である」とし、今後もこうした取り組みを続けていく方針を示しました。

このように、阪南大学は地域の教育機関と連携しながら、STEM人材の育成に貢献しています。今後もさらなる成果が期待されています。

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