逗子でスタートした新しい働き方:タイムシェアオフィス「Doer」
神奈川県逗子市に新たに開かれたタイムシェアオフィス「Doer」は、クリエイティブな環境で仕事をしたい人々をサポートすることを目的としています。ここ逗子は東京都心からわずか1時間の距離にあり、働き方の選択肢が広がっています。多くの若者やクリエイターが集まり、自然に囲まれた環境での仕事と生活が実現できる場所として注目されています。
逗子・葉山エリアの特徴
逗子は豊かな自然環境と地域文化に恵まれ、特にクリエイティブな職業に従事する人々が増えているエリアです。近年の調査によると、逗子市内の15歳以上の就業者の中で「専門的・技術的職業」に従事する人々の割合が高く、約5人に1人が「クリエイティブ・クラス」と呼ばれる職業群に属しています。これが逗子を「クリエイティブシティ」として成長させる一因となっています。
2008年、著名な都市経済学者リチャード・フロリダの著書『クリエイティブ資本論』で示されているように、地域の発展には「人」が重要な要素です。閑静な環境で仕事と生活の両立ができるという点が、逗子の魅力を引き立てています。
タイムシェア型の店舗運営の意義
今回の「Doer」の特徴は、タイムシェア型のオフィススペースにあります。日本全体で人口減が進む中、固定したスペースを一つの目的だけで使用することは難しい時代になりました。不動産業界でも新たな解決策としてタイムシェアの導入が進められています。「Doer」では、昼間はシェアオフィス、夜間はバーとして活用することで、利用者の柔軟な働き方を実現しています。
このスタイルは、オーナーにとってもリスクを分散できる手法であり、金融的にも持続可能な運営を可能にします。1年後にはその運営データをオープンソースとして公開する計画があり、成功事例や失敗内容も自由に参考にできるようにする意向が示されています。
シェアオフィス「Doer」の詳細
「Doer」の所在地は、神奈川県逗子市逗子1丁目5−21の第2菊池ビル3階にあります。2018年9月19日にオープンし、次のような料金プランがあります:
- - 固定席会員:月額23,000円(税別、ロッカー使用含む)
- - フリーアドレス会員:月額10,000円(税別)
- - タイムチャージ会員:300円/時間(1日最大1,000円)
主要設備には、フリーWi-Fi、電源、レーザープリンター、ロッカー、ドリンク(コーヒー・紅茶など50円/杯)、電話ブース、会議テーブル、プロジェクター、ホワイトボードなどが整っており、利用者に快適な作業環境を提供しています。利用可能時間は午前7時から午後6時までとなっています。
お問い合わせ情報
「Doer」への問い合わせは、以下の連絡先から可能です:
運営会社は株式会社REBRANDINGで、ビジネス戦略やクリエイティブ戦略のコンサルティング、シェアリングエコノミー事業など幅広く展開しています。
まとめ
逗子の「Doer」は、クリエイティブなライフスタイルを求める全ての人に向けた新しい働き方の提案です。今後、様々な利用者の創造的なアイデアを引き出す場となることでしょう。