近畿大学、外国語課外講座の修了証をデジタル化しペーパーレス化を推進

近畿大学の新たな取り組み

近畿大学（大阪府東大阪市）は、令和6年（2024年）8月7日（水）から、外国語課外講座の修了証をデジタル化します。この取り組みにより、株式会社サイバーリンクスが提供するブロックチェーン技術を利用したデジタル証明書発行サービス「CloudCerts®」を活用した新しい証明書の発行が実現します。

ペーパーレス化の目的

近畿大学は、学生向けの語学教育を進める一環として、修了証をペーパーレス化することにしました。これにより、環境保護とコスト削減が期待されています。デジタル証明書「CloudCerts®」は、ブロックチェーン技術により改ざん不可能なため、安全性が極めて高いのが特徴です。

デジタル証明書の利点

「CloudCerts®」を使用することで、修了証はスマートフォンやパソコンのWebブラウザから簡単にアクセスでき、リアルタイムで真正性を検証できます。企業の採用担当者等は、偽造のリスクを排除しつつ、迅速に証明書の確認が可能になります。

近畿大学のデジタル化の歴史

近畿大学では、近年多くのデジタル化の取り組みを行っています。2022年には、証明書発行、各種申込・決済手続きのデジタル化を進め、電子契約サービスを導入しました。また、学内事務手続きの完全ペーパーレス化も実現しました。さらに、クラウド請求書受領サービスや学費のWeb振込が可能になるなど、デジタル化を推進してきた実績があります。

「CloudCerts®」の特性

「CloudCerts®」は、学修歴証明書や検定認定証、製品保証書など、多様な証明書をブロックチェーンに記録して暗号化します。この技術により、信頼性の高いデジタル証明書を提供。世界中で利用可能で、OpenBadgesの仕様にも準拠しています。企業や教育機関にとって、より便利で安全な証明書を利用する機会が増えることが期待されます。