海藻「めかぶ」の効果
2025-12-25 13:34:28

海藻が糖尿病予防に活躍!「めかぶ」の新たな健康効果とは

海藻が糖尿病予防に活躍!「めかぶ」の新たな健康効果とは



最近、国際学術誌『Functional Foods in Health and Disease』に、カネリョウ海藻株式会社と和洋女子大学の共同研究による新しい発見が掲載されました。この研究は、朝食時に「めかぶ」を摂取することで、昼食後の血糖値上昇も抑制できる「セカンドミール効果」を実証したものです。具体的には、2023年に実施されたこの研究は、カネリョウ海藻の代表的な製品を使い、健康への影響を探るものでした。

研究の背景と糖尿病の現状


血糖値の急激な上昇は、多くの人々にとって深刻な健康課題です。厚生労働省によると、糖尿病の疑いがある人は約1,800万人に上ります。特に、空腹時の血糖値が正常でも、食後の血糖値の急上昇を引き起こす「血糖値スパイク」は多くの日本人が抱える問題です。健康な成人男性のデータでは、約7.6%が正常な空腹時血糖値にもかかわらず食後に異常な血糖値を示すことが報告されています。

このような問題に対する解決策として、カネリョウ海藻が着目したのが「めかぶ」です。水溶性食物繊維が豊富なめかぶを食事の前に摂取する「めかぶファースト」が、食後の血糖値上昇を抑える方法として注目されています。

実施した研究方法


研究では、20歳から22歳の健康な女子大学生16名を対象に、対照群とめかぶを摂取する介入群に分けました。参加者には、前日の夜から飲食を制限し、当日午前9時に指定された食事を摂取してもらいました。めかぶを摂取したグループは、まず40gのめかぶを食べ、その後白飯150gを食べるという条件でした。

血糖値は、朝食後及び昼食後の時点で定期的に測定されました。その結果、めかぶを摂取することで、朝食後の血糖値増加が抑制され、昼食後の血糖値ピークも有意に低くなったことが示されました。これは、セカンドミール効果の裏付けともなりました。

研究結果の要点


  • - 朝食後の血糖値上昇を抑制: めかぶを摂取した場合の血糖値AUC(面積)が有意に低下。
  • - 昼食後の血糖値上昇も抑制: 朝食にめかぶを食べたグループで昼食後の血糖値が低下し、特に昼食時の血糖値ピークに顕著な差が見られました。

今後の展望


この研究は、めかぶの摂取が次の食事における血糖値上昇を抑える可能性を示した初めての報告となりました。これは、糖尿病予防や改善に寄与する可能性も秘めています。今後は、病院との共同研究を通じて、糖尿病患者を対象にした大規模な介入試験が計画されています。

さらに、カネリョウ海藻は、食生活に取り入れやすい「めかぶファースト®」の実践を推奨しており、忙しい現代人にとって実行可能な健康法として注目されています。

また、近年では海外でも海藻の健康効果に関心が高まり、特に血糖値コントロールや腸内環境の改善、抗肥満作用などが期待されています。欧米では、海藻がスーパーフードとして認識されていることから、カネリョウ海藻の取り組みは国際的な研究の流れともリンクしています。

まとめ


カネリョウ海藻株式会社は、「めかぶファースト」を通じて、海藻の持つ健康機能を広げ、生活習慣病予防に貢献する食習慣を発信していきます。海藻の可能性を追求し、健康的な未来の実現に向けたフィールドを広げる取り組みが、今後さらに期待されます。


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会社情報

会社名
カネリョウ海藻株式会社
住所
熊本県宇土市笹原町1544
電話番号
0964-24-5001

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