オフィス飲料と生産性
2019-03-18 11:55:09

働き方改革の波がオフィス飲料にまで到達!生産性向上への新たなアプローチ

2019年4月1日、日本で「働き方改革法案」が施行され、これに伴い企業の労働環境は大きく変わりつつあります。長時間労働の規制が導入され、リモートワークやITツールの活用が進む中、企業は労働時間の短縮だけでなく、社員の生産性向上に頭を悩ませています。特に生産性の低い日本では、今や限られた時間の中で成果を上げるための施策が求められています。

近年、働き方改革の一環として、社員の健康状態の管理が重視されるようになりました。たとえば、体力やストレスレベル、コミュニケーションの質が業務成績に影響を与えることが注目されており、企業はこの点に対策を講じるようになっています。特に、肉体的な疲れや目に見えないストレスを可視化する「バイタルセンシング」技術が進展する中、企業は新たな健康管理の手法を導入しています。

また、社員の日常的な飲料の選択が生産性に与える影響についても関心が高まっています。多くのビジネスマンが仕事中にコーヒーやエナジードリンクを飲む習慣を持っていますが、カフェインの過剰摂取は逆に疲れを引き起こすリスクがあるとされています。特定非営利活動法人日本ブレインヘルス協会の研究によれば、オフィスで常飲される飲料の中で意外にも紅茶がワーキングメモリーの能力発揮に寄与することが示されています。

具体的な取り組みの一環として三菱地所株式会社では、働き方改革の一環として社員への紅茶の配布を開始し、その効果を検証しています。人事部の根神剛さんは、「社員の健康状態が生産性に影響を与えるという意識のもと、日常の飲料選びが健康管理に寄与すると考えています」と話しています。この取り組みでは、社員が飲用前後での心拍数を測定し、紅茶が自律神経に与える影響を確認することに取り組んでいます。

一方、渋谷区のコワーキングスペース「COHSA」では、嗜好性飲料と仕事の生産性の関係に注目が集まっています。同スペースの代表である山崎登氏は、ビジネスシーンで飲まれる飲料が業務のポジティブな態度に直結していると実感しました。

COHSAの1階には「PELLS COFFEE STAND」が併設され、本格的なコーヒーや紅茶が提供されています。代表の橋本雄大さんは、仕事中にお気に入りの飲料を楽しむことで生産性が向上するとの考えから、さまざまな飲み物の提案を行っています。また、最近では紅茶を選ぶ人が増えており、複数種の紅茶やソイを使ったチャイも展開されています。

このように、新たな働き方改革の潮流はオフィス飲料の見直しにまで及んでおり、企業やコワーキングスペースは、飲み物がもたらす影響を真剣に考え始めています。生産性向上のためには、社員が健康的で快適な環境で仕事をすることが重要です。そして、日常的に飲む飲料の選択もその一環として重要視されています。今後もこの流れが続くことで、より一層の生産性向上が期待されるでしょう。

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株式会社人材研究所
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