SHIFTとWorkatoの連携
2026年6月30日、東京 — スピーディーな業務プロセスの構築を目指す株式会社SHIFTが、AIエージェントと連携した業務効率化を実現しています。この取り組みの中心には、アメリカのWorkato社が提供するエージェンティック・オーケストレーションプラットフォームがあるのです。SHIFTは、これまでもソフトウェアテストを基盤にした品質保証サービスを展開してきましたが、急成長を遂げるなかで、AIを用いることでさらなる業務の効率化を追求しています。
SHIFTのAI基盤採用に至る背景
SHIFTは、日本国内で急成長を続けている企業であり、売上高は約1,300億円、従業員数は1万5,000人を超えています。この成長を支えるには、管理業務や品質保証を含む基幹業務プロセスの効率化が不可欠です。急拡大する事業体を支えるためには、各業務システムの最適化とデータの統合が必要となっています。
SHIFTは、全体の最適化を図るために、各システムを連携させるアーキテクチャを構築しました。具体的には、基幹システムとAIを組み合わせることで、業務プロセスの中にAIエージェントを埋め込み、見積もりや請求などの業務も効率化しようとします。こうした取り組みにより、SHIFTは「AIネイティブ企業」を目指し、全体のバックオフィス業務の効率化を進めています。
成果と進化
Workatoを利用することでSHIFTは、3ヶ月という短期間で業務効率を最大40%向上させることに成功しました。具体的には、Salesforceとのデータ連携が自動化され、営業部門では月に1万件以上に及ぶデータのメンテナンス作業が劇的に軽減されました。さらに、WorkatoのWorkbot for Teamsを利用することで、Microsoft Teamsのチャットから簡単にSalesforceのレコードを更新できる環境が整いました。
SHIFTでは、業務担当者がWorkatoを使いこなすためのトレーニングも行い、ノーコードで簡単に業務自動化が実現できる仕組みが整っています。この結果、ITに詳しくない担当者でも自ら業務を自動化できるようになり、開発者の数も急増していきました。また、過去の実績でも他の連携サービスと比べ、処理速度が倍増しているという結果も出ています。
現在、SHIFTではAIエージェントと基幹システムを連携させる「Enterprise MCP基盤」の構築にも注力しています。受注登録業務では、従来は手動で行っていた情報の読み取りから入力までのプロセスを、自動化する仕組みを実現しています。このプロ세スでは最終的な承認を人間が担当することで安全性を確保しています。
SHIFTの大網康志氏は、AIを活用することで得られた知見を経営陣に報告しており、このサイクルが企業の競争力向上に寄与していると語ります。また、Workatoの特徴として、非エンジニアでも短時間のトレーニングで運用が可能であるため、多くの従業員が参加できるような環境が整っています。
このようにSHIFTとWorkatoの連携によって、業務効率化が実現され、新たなビジネスチャンスが開かれています。AI活用は全社的なテーマとなり、今後もSHIFTの成長に寄与する重要な要素であり続けるでしょう。