新たなショートショート集が登場
人気作家・標野凪の最新作、ショートショート集『冬眠族の棲む穴』が2024年12月12日に株式会社徳間書店から発売される。この作品は、心を温める物語が詰まった一冊で、著者の独特な世界観が引き立つ作品となっている。
ベストセラー作者の新境地
標野凪は、シリーズ累計25万部を突破したベストセラー『喫茶ドードー』の著者として知られる。彼の作品は、日常にさり気なく存在する不思議さを描き出し、多くの読者から支持を受けてきた。本作『冬眠族の棲む穴』もそんな感性を基にしており、心をゆったりとほぐす小さな物語が24篇収められている。
冬眠の季節に寄り添う物語
標野はこの作品について、「心もからだも冷え冷えする夜には、『冬眠族の棲む穴』を携え、冬眠族の巣穴にすとんと落ちてほしい」とコメントしている。彼の温かい言葉からは、寒い冬こそ心を安らげる物語が必要だという思いが伝わってくる。読者は、普段の暮らしの中にある少し不思議な瞬間を感じることができるだろう。
開催される刊行記念トークイベント
この新刊の発売を記念して、2024年12月22日には著者・標野凪自身が主催するトークイベントも行われる。会場は目黒駅から徒歩1分の徳間書店のカフェスペースで、参加者は著者との対話を通じてこの作品の魅力をより深く掘り下げることができる。トークの合間には、質疑応答やサイン会も予定されており、参加者には特別な体験を提供する。
作品の詳細と書誌情報
- - タイトル: 冬眠族の棲む穴
- - 著者: 標野凪
- - 定価: 1,980円(税込)
- - 判型: 四六判変形上製
- - ページ数: 216ページ
- - 発売日: 2024年12月12日
- - ISBN: 978-4-19-865936-3
装画は竹田明日香が手掛けており、目を引く美しいデザインになっている。冬の季節にぴったりなこの一冊は、読者の気持ちを穏やかにしてくれること間違いなしである。
標野凪のプロフィール
標野凪は1968年に静岡県浜松市で生まれ、2018年には「第一回おいしい文学賞」の最終候補にノミネートされ、その後2019年に『終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ』で作家デビューを果たした。『喫茶ドードー』シリーズや『伝言猫がカフェにいます』など、幅広いジャンルの作品を発表しており、多くのファンを魅了している。
冬の娯楽として、また心の滋養としておすすめな『冬眠族の棲む穴』。寒い季節、心温まるストーリーでほっこりしたい方にはぴったりの一冊だ。