日本とポーランドの交流
2025-09-22 17:20:29

姫路市立美術館で新たな日本とポーランドの交流が始まる!

日本とポーランドのアートの融合



日本美術・技術博物館Mangghaと姫路市立美術館が連携し、興味深い記念事業を始めることが決定しました。昨年の協定に基づき、両博物館の文化交流を促進するために、現代美術家ボヴニクの写真作品展「アンダーコート(Undercoat)」が開催されます。この展覧会は、日本とポーランドのアートシーンに新しい風を吹き込む試みの一部です。

ボヴニクの作品とリバースシリーズ



展覧会の目玉は、ボヴニクが手掛けた『リバース(Reverse)』シリーズです。このシリーズでは、衣服の裏側に焦点を当て、通常は目にできない歴史や物語を浮き彫りにしています。ポーランド独立の重要な役割を担ったユゼフ・ピウスツキが着用していた軍服や、シベリア・エニセイ地方の女性シャーマンが着ていた衣装など、さまざまな衣服が裏返され、展示されています。これらの衣服は、かつて着用していた人々の個人的な記憶や歴史を私たちに語りかけます。

ボヴニクは、衣服を媒介として作品を通じて考察を行い、衣服の存在がどのように社会的記憶に影響を与えるか、またそれを可視化する役割について掘り下げています。彼の作品は、ポーランド国内外の多くの美術館に収蔵されており、その独自の視点が高く評価されています。

イベントスケジュールと参加方法



展覧会期間中は、さまざまな関連イベントも行われます。
注目すべきは、ポーランドと日本のアーティストによるトークセッションです。日時は10月4日(土曜日)の午後2時から3時30分まで、姫路市立美術館の企画展示室で行われます。ボヴニク氏をはじめ、他の現代美術家たちが登壇し、アートに対する思いを語ります。このセッションは無料で参加でき、50名までの先着順です。

さらに、ボヴニクが講師を務める「PRIVATE REVERSE」と名付けられたワークショップも開催されます。参加者は自分自身の衣服を持参し、裏返して撮影することで、衣服にまつわる歴史や個人の記憶を考えることができます。このワークショップは10月5日(日曜日)の午前10時30分から12時まで行われ、定員は15名で事前の申し込みが必要です。

展覧会詳細



「アンダーコート」の会期は、2025年10月4日(土曜日)から10月13日(月曜日・祝日)までです。開会式は初日の午前10時から行われ、どなたでも参加可能です。また、通常の開館時間は午前10時から午後5時までで、観覧料は無料となっています。ただし、休館日は10月6日(月曜日)です。

この展覧会は、姫路市立美術館と日本美術・技術博物館Mangghaが主催するもので、異なる文化を理解し合う絶好の機会です。美術に興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。


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会社情報

会社名
姫路市
住所
兵庫県姫路市安田四丁目1番地
電話番号

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