明治大学とポル・メド・テックが共同開催する異種腎臓移植に関するシンポジウム
明治大学は、2026年2月15日(日)に株式会社ポル・メド・テックと共同で、「異種腎臓移植の臨床応用への期待とそれに伴う社会的課題」と題した公開シンポジウムを実施します。このイベントは、駿河台キャンパスのグローバルフロントにて行われ、異種腎臓移植に関する最新情報を提供することを目的としています。
第一部:専門家による講演
今回のシンポジウムでは、第一部として様々な分野の専門家たちが講演を行います。明治大学農学部の長嶋比呂志教授(株式会社ポル・メド・テックCEO/チーフサイエンティスト)が主催し、ハーバード大学の河合達郎教授や他にも著名な腎移植外科医や研究者たちが参加します。
講演内容には、米国における異種腎移植の先行事例や、移植用腎臓の不足がもたらす問題、異種移植に対する社会的受容性や倫理的課題、さらには遺伝子改変ドナーブタに関する詳細が含まれます。
この部は、異業種連携による新しい医療技術がもたらす可能性について深く掘り下げ、参加者が理解を深められる貴重な機会となるでしょう。
第二部:総合討論
続いて第二部では、医療関係者、患者やその家族、一般市民など、様々な立場の人々が一堂に会し、異種腎移植の臨床応用に向けた意見交換が行われます。この討論の場では、参加者一人一人が感じている期待や懸念を共有し、より良い医療の未来を考えるための貴重なインプットが得られることを目指します。
異種移植の意義と日本における取り組み
近年、遺伝子改変を施したブタの臓器の使用に関する研究が進められており、米国ではバイオベンチャー企業が中心となって異種移植の臨床応用が急速に進展しています。
明治大学は、そうした技術の先駆者として、これまでに異種移植用の腎臓ドナーブタの開発に取り組み、特に2021年からは、日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けてさらに進展を図っています。
2024年には、米国のイージェネシス社との連携によって、クローン技術を利用した遺伝子改変ブタの国内生産が始まり、現在までに40頭以上の腎臓ドナーブタの生産に成功しています。
このような背景から、日本における異種腎臓移植の早期実現の可能性が浮かび上がっています。
開催概要と参加方法
シンポジウムは、明治大学の後援を受け、参加は事前登録制で、費用は無料となっています。以下の詳細を元に、参加を希望される方はぜひお申込みください。
- - 日時: 2026年2月15日(日) 13:00~16:30
- - 場所: 明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント 1F 多目的室
- - 申込方法: 事前申込制(詳細はこちら)
新たな医療技術がもたらす可能性や社会的課題について議論が交わされるこのシンポジウムに、ぜひご参加いただき、未来の医療を共に考える機会を得ていただければと思います。