PRACTICAL INSIGHTS
2025-11-14 11:16:59

AI時代のデジタルインフラ戦略を考える「PRACTICAL INSIGHTS」開催

AI時代のデジタルインフラ戦略を考える「PRACTICAL INSIGHTS」開催



2025年11月11日、STテレメディア・グローバル・データセンターズ(STT GDC)の日本法人、STT GDC Japanは、東京のAndaz Tokyoで「PRACTICAL INSIGHTS」と題したカンファレンスを実施しました。このイベントには、AIやデータセンターの専門家が集まり、生成AIがもたらす産業構造の変化やデータセンターインフラの進化、企業への戦略的な対応策について活発に講演しました。

参加者として、経済産業省の渡辺琢也氏、中国企業におけるAI活用のリーダーである鈴木祥太氏、Supermicroのトーマス・リー氏、日本マイクロソフトの田中洋氏といった各界のエキスパートが登壇し、専門的な見地からの意見を共有しました。

開催背景と目的


生成AIの技術が急速に進化している昨今、デジタルインフラを充実させることが企業にとっての重要な課題となっています。このカンファレンスは、STT GDC Japanがデータセンター業界における新たな価値創出を目指す一環として行われ、AI時代に必要不可欠なインフラの役割について考える場を提供しました。代表取締役社長の前田潔氏は、AIのおかげでビジネスのあらゆる分野に新しい革新が求められていると述べ、データセンターがもたらす電力効率や冷却技術の進化の重要性を強調しました。

講演内容のハイライト


1. 渡辺琢也氏の講演: 経済産業省の情報技術利用促進課長である渡辺氏は、日本のAI政策の動向を詳細に説明し、AIが生産性向上に必要不可欠な技術であることを強調しました。また、デジタルスキルの重要性についても言及し、企業が直面する組織の変革が求められると警鐘を鳴らしました。

2. 鈴木祥太氏の取り組み: GenD-AX株式会社の鈴木氏は、自然な対話を可能にする音声応対AIの技術を披露しました。AIを活用した問い合わせ業務の進化に注目し、AI技術が提供する新たな "おもてなし" の形について語りました。

3. トーマス・リー氏の見解: Supermicroのリー氏は、大規模なAI導入に向けた日本企業の課題について説明。データセンターの全体最適化の重要性を訴えました。ガバナンスやデータ品質の問題に加え、電力供給や冷却技術の最適化が必要であると指摘しました。

4. 田中洋氏のビジョン: 日本マイクロソフトの田中氏はクラウドインフラ「Azure」の技術特性に言及し、AIの成長には強固なインフラと倫理的な運用が不可欠であると議論しました。再生可能エネルギーの活用についても触れ、持続可能なAIインフラの必要性を訴えかけました。

パネルディスカッションの要点


後半のパネルディスカッションでは、AI活用の課題と見通しに関し、官民連携が強調されました。特に、日本企業が自国の文化や価値観を取り入れてAIを活用する際のアプローチが重要であると意見が一致しました。参加者たちは、持続可能なインフラの必要性と業界全体での協力体制の構築が鍵であるとし、新たなAI時代を見据えた戦略について活発に議論しました。

STテレメディア・グローバル・データセンターズについて


STT GDCは、データセンター業界で急成長を遂げているプロバイダーであり、世界各地において顧客に優れたサービスを提供しています。日本においては、初のカーボンニュートラルデータセンターを千葉に開業し、持続可能な社会の実現に向けて邁進しています。

「PRACTICAL INSIGHTS」を通じて、AIとデータセンターが共存する新しいビジョンが、多くの関係者によって共有されました。サステナブルな社会への道を歩むために、今後もこのような取り組みが続くことが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
STT GDC JAPAN株式会社
住所
東京都港区虎ノ門2-6-1虎ノ門ヒルズステーションタワー 32階
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。