中国向け越境ECの新展開──WeChatミニプログラムで可能にする低コストのビジネスチャンス

中国向け越境ECの新たな潮流

株式会社クロスシーは、2020年5月18日からWeChatミニプログラムを通じた新しい越境ECサービスを開始しました。このサービスは、特に新型コロナウイルスの影響によってインバウンド市場が厳しい状況にある中、日本企業が中国市場に進出する際の大きな助けとなります。

WeChatミニプログラムの活用

WeChatは中国国内で非常に人気のあるアプリであり、2020年には月間アクティブユーザーが12億人を突破しています。その中で利用されているミニプログラムは、日々のアクティブユーザー数が4億人を越えており、消費者にとってアクセスしやすいプラットフォームとなっています。このプログラムでは、日本からの商品を中国の消費者に直接提供することが可能です。

低コストで簡単に始められる

クロスシーのサービスは、月額4万円から始められる低リスクプランを提案しています。これにより、特に中小企業にとっても越境ECへの参入が現実のものとなります。従来の大手モール、たとえばTmallやJD.comでの出店には高額な初期投資が必要でしたが、新たなプログラムの採用により、手軽に中国市場にアクセスできるようになりました。さらに、商品の発送に関する実務もサポートしており、日本国内の倉庫からの出荷が可能です。

速報醤との連携によるトラフィック確保

また、クロスシーはMCN（マルチチャンネルネットワーク）「速報醤」と提携し、トラフィックの確保を実現しています。速報醤は5,000万のフォロワーを持つアカウントを運営しており、これにより日本の商品を興味を持つ消費者に効果的にアプローチできます。この取り組みを通じて、ブランドや商品の認知を飛躍的に向上させるチャンスを提供します。