WealthForceが描くウェルスマネジメントの未来
株式会社MONO Investmentは、ウェルスマネジメント支援プラットフォーム「WealthForce」にて、新たに大手4社、楽天証券、SBI証券、あかつき証券、スマートプラスとのデータ連携強化を発表しました。この連携により、投資家は操作の手間なく仲介口座の資産情報を自動で取得でき、アドバイザーのCRMシステムへリアルタイムで反映される仕組みが整います。
日本版TAMP構築に向けた第一歩
アメリカでは、TAMP(Turnkey Asset Management Platform)が独立系アドバイザーの主要なインフラとして普及しています。MONO Investmentは、同様の考え方を基にしながら、日本市場でもアドバイザーと投資家の双方を支えるトータル・ウェルスマネジメント・プラットフォームの実現を目指しています。今回の4社との連携は、日本版TAMPの実現に向けた重要なステップであり、業界に新たな革新をもたらすでしょう。
アドバイザー業務を革新する3つの機能
WealthForceには、アドバイザーの業務を大幅に効率化する機能が搭載されています。以下の3つの機能が特に注目されています。
1. 資産情報の自動取得・可視化
- - 毎営業日、証券口座の保有銘柄情報をAPI経由で自動取得します。
- - 資産推移、リスク分析、インカム予測が即時に表示され、提案書へはワンクリックで反映可能です。
2. 顧客対応履歴の自動同期
- - WealthForceで入力した面談や提案履歴は、各証券会社のCRMや業務システムに自動で連携されます。
- - この機能により、二重入力を排除し、業務時間が最大で40%削減されるという試算が出ています。ユーザーの負担を軽減し、業務の効率化に寄与します。
3. 投資家向けサービス「投資のコンシェルジュ」との統合
- - 取得した口座情報は、投資家側の画面にも瞬時に表示され、アドバイザーとのシームレスな情報共有が実現します。これにより、投資家はリアルタイムで自身の資産状況を把握できるようになります。
2025年の展望と今後の展開
WealthForceは、2025年6月時点で連携対象の証券会社が4社となっており、今後さらに対象を拡大する方針です。具体的には、生命保険や損害保険会社との契約情報の連携や、収益不動産など非証券資産とのデータ連携を2025年後半から順次実装する計画です。
代表のコメント
代表取締役の佐々木辰氏は、「この連携により、日本でもIFAが仲介口座を横断してポートフォリオを一元管理できる体制が整いました。今後は保険や不動産資産もカバーし、IFAの業務レベルを欧米並みに引き上げる基盤作りを進めます。」と意気込みを語っています。
お問い合わせ
WealthForceに興味を抱くIFAや金融機関の皆様は、公式の問い合わせフォームから連絡をいただければ、サービスの詳細についてまとまった情報は受け取れます。また、システム連携を希望する金融機関担当者は、希望を明示の上、コンタクトを取ってください。詳細な技術仕様やスケジュールについては、専門スタッフから案内があります。
ウェルスマネジメントの新しい時代に向けて、WealthForceの進展から目が離せません。