松戸のレモンが旬を迎える
松戸市で、レモンの旬が到来しています。20年以上の歴史を持つレモン栽培が、今や新たな特産品として注目を浴びているのです。特に、鵜殿シトラスファームが運営する直売所「MONPE」では、無添加にこだわった美味しいレモンが好調に販売されています。
直売所では、通常のレモンに加え、特許品種の「璃の香(りのか)」や、きんかんとライムを交配した「ライムクワット」も取り扱っています。「璃の香」は、そのまろやかな酸味と果皮の薄さが特徴で、近年スーパーマーケットでも姿を見るようになりました。一方、ライムクワットは果汁たっぷりでスパイシーな風味が魅力。これらの新商品が好評を得ており、リピーターも増加しています。
自家製ドリンクも楽しめる
併設するカフェ「M+」では、レモンやライムを使ったさまざまなフレッシュドリンクを楽しむことができます。今年の11月からは、ベルガモットを使ったミルクティー(税込500円)も登場し、風味豊かなその味わいが話題となっています。「レモンジンジャー(税込550円)」は、ショウガとの組み合わせで体が温まると評判。さらに、「生絞りライム(税込550円)」や「生絞りレモン(税込500円)」といった鮮度が際立つ商品の人気は高まっています。
収穫量の回復と温暖化
近年の気候変動により、松戸でもレモン栽培が可能になった背景には、鵜殿シトラスファームの努力があります。水資源の確保も成果を上げる要因の一つで、井戸を掘ることで水分不足を解消。これにより、レモンの収穫量は回復し、安定した供給が実現しています。
鵜殿さんは、「昨年、一昨年は猛暑の影響で不作に悩まされましたが、今年は井戸の導入により、劇的に状況が改善しました」と語ります。
地域に愛される直売所
直売所「MONPE」は、リピーターに支えられた賑わいを見せ続けています。市内外からの問い合わせも寄せられ、卸先も年々増加しています。「M+」では新たにベルガモットのミルクティーが仲間入りしたことも、集客に寄与しています。
このように、松戸市の新たな名物ともなりつつあるレモン。それを礎に、地域の人々が集まる直売所は、これからも多くの人に愛され続けることでしょう。
鵜殿シトラスファームの理念
鵜殿シトラスファームは、松戸市のために地元産の新鮮な柑橘類を提供し、サステイナブルな農業を推進しています。生まれも育ちも松戸市の鵜殿さん一家が、30年前にレモン栽培を始めたことが今の成功の礎となっています。
住所:松戸市新松戸6-16
営業時間:10:00~17:00(毎週月曜定休)
詳しくは
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