チーズとミルクティーの意外な組み合わせが注目！調査レポート

近年、食べ合わせや飲み合わせに関する関心が高まる中、キリンビバレッジ株式会社が行った新しい調査が話題を呼んでいます。この調査は、チーズ好きな20代から40代の男女600人を対象に、ミルクティーとの関係性について焦点を当てています。特に、イギリスでは一般的とされるチーズ料理とミルクティーの組み合わせが、日本ではまだあまり定着していないことが明らかになりました。

調査の背景と目的

この調査は、日本国内における食文化の進化を探る意味でも重要です。調査の期間は2017年5月19日から21日までで、対象者に対しインターネットを通じて実施されました。なんと、約74.8%のチーズ好きが、チーズ料理とミルクティーの相性を試したことがないと回答しています。この結果からは、今後の食文化に大きな可能性が秘められていると言えるでしょう。

ミルクティーの飲用頻度と食事の傾向

調査によると、チーズ好きのおよそ78.4%が月に1回以上ミルクティーを飲んでいる一方で、68.7%が「食後にしか飲まない、あるいは食事と合わせない」と回答しました。これに対し、スイーツや甘いものとの組み合わせが最も多く、具体的には菓子パン（63.9%）、ケーキ類（58.0%）、クッキーなど（57.7%）が上位を占めています。ここで浮かび上がるのは、チーズとミルクティーの新しい組み合わせの可能性です。

文化的背景と専門家の意見

紅茶研究家の磯淵猛氏は、欧米での「チーズとミルクティー」の関係性について、特に英国ではアフタヌーンティー文化の中で、必ずと言っていいほどチーズ料理が登場すると語っています。特にチェダーチーズなどは、ミルクティーと非常に相性が良く、風味を引き立て合います。磯淵氏はまた、ブルーチーズやウォッシュチーズとも良い組み合わせだとも述べており、チーズとミルクティーの相性が非常に良いことを示しています。

タレント眞鍋かをりさんの感想

さらに、C.P.A.チーズプロフェッショナルの資格を持つタレントの眞鍋かをりさんもこの調査に参加し、チーズとミルクティーを組み合わせた体験を共有しました。彼女は、ミルクティーが牛乳と共通の要素を持ち、さまざまなチーズに合わせられる点が「非常にオールマイティーである」と評価しました。特に、クリーム系や淡白なモッツァレラチーズとの相性の良さを実感したと語っています。

新たな魅力、キリン午後の紅茶ティーウィズミルク

キリンビバレッジからは、6月6日より「キリン午後の紅茶ティーウィズミルク」が発売されます。この商品は食事との相性を考慮し、甘味を控えたシンプルなミルクティーとなっています。紅茶のトレンドに後押しされて、この新商品は食事と共に楽しむために開発されました。

今後、「午後の紅茶」のテーマでもある「おいしいの隣に、午後の紅茶」が食文化全般に新たな風を吹き込む期待が寄せられています。チーズ料理とのマリアージュを楽しむ新しい飲み方を、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか？