PathosLogosとHENNGE Oneのシングルサインオン連携
株式会社パトスロゴスが2023年に発表した、HR共創プラットフォーム「PathosLogos」と人事給与システム「Combosite」がHENNGEの提供するクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」とシングルサインオン連携を開始しました。これにより、企業の人事業務は大きく進化することが期待されています。
HR業務の複雑さと新たな課題
人事部門は長年、属人化や業務の複雑さといった課題に直面してきました。業界に特化したHR SaaSの登場により効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)が進んでいますが、一方でそれぞれのプラットフォームに分散した人事データの管理が新たな問題を生むことになりました。特に、大企業における人事データの散在は、業務の可視化を妨げ、生産性を低下させる要因となりました。
PathosLogosの登場
そんな中で登場したPathosLogosは、異なるHR SaaSを接続しデータを一元管理することを目的として設計されています。このプラットフォームを通じて、企業は効率的な人事業務をサポートされるだけでなく、HRデータを統合することで全体像を把握しやすくなるのです。特に、PathosLogosは人事業務に関するノウハウやデータを標準化し、簡単に他のSaaSとデータ連携できる点が特徴です。
Combosite人事給与がもたらす変化
さらに、Combositeは次世代型の人事給与システムであり、大企業ならではの複雑な人事管理と給与計算を標準機能でカバーします。法改正や制度変更などにも柔軟に対応でき、これにより企業はより戦略的な業務に注力できる環境が整います。
HENNGE Oneとの統合効果
HENNGE Oneとの連携により、PathosLogos及びCombositeを利用する企業は、複数のIDやパスワードを煩わしさから解放され、シングルサインオンの恩恵を受けることができます。このシステムによって、不正アクセスのリスクを低減しつつ、安心して各サービスを利用することが可能になります。多要素認証やデバイス証明書によるアクセス制御機能も併せて導入され、企業のデータセキュリティ向上にも大きく貢献します。
今後の展望
今後、パトスロゴスはPathosLogos、Combositeと他のSaaSとの連携をさらに強化し、より多くの企業に提供していく方針です。これにより、日本企業の人事データの一元化と生産性の最大化に貢献できることを目指しています。
今回の連携は、HR業務の未来を見据えた重要なステップであり、企業の人事部門が抱えるさまざまな課題を解決する一助となることでしょう。
HENNGEの概要
HENNGEは1996年に設立され、国内シェアNo.1のクラウドセキュリティサービスを提供する企業です。テクノロジーの活用を進める中で、セキュリティや生産性向上という課題を解決するため、様々なエディションのサービスを展開しています。
PathosLogos及びCombositeの特長
PathosLogosは、データを一元管理することで人事業務の効率化を図り、Combositeは複雑な業務もカバーする次世代型SaaSです。両者の連携によって、企業全体の人事データをスムーズに統合することが可能です。
講評
このように、HR業務の変革を促すシステムが続々と登場する中、PathosLogosとHENNGE Oneの連携はその先駆けと言えるでしょう。企業はこの機会を活用し、競争力を高めることが求められます。