近畿大学とアドベンチャーワールドの共同の取り組み
近畿大学農学部とアドベンチャーワールドは、持続可能な農業の模範としてのプロジェクトを展開しています。2026年1月21日、水曜日に、近畿大学の農学部生たちがアドベンチャーワールド内で生成された動物糞を堆肥化した「近大ICTイチゴ」を初めて収穫しました。この取り組みは、農業の自動化と持続可能性を追求しており、未来の農業に向けた重要なステップを飯しています。
野々村教授の指導のもとでの栽培
今回のプロジェクトは、近畿大学農学部の農業生産科学科植物感染制御工学研究室の野々村照雄教授の指導のもと実施されています。近大ICTイチゴは、草食動物の糞から作られた堆肥を使用し、ICT(情報通信技術)を駆使した「なら近大農法」で栽培されています。これにより、温度や水分の管理が自動化され、効率的かつ安定した作物の栽培が実現します。
令和7年からの栽培開始
イチゴの栽培自体は令和7年の2025年9月からスタートし、農学部に在籍する16名の学生が中心となり、栽培から収穫までのノウハウを身につけています。今回の初収穫では、収穫したイチゴを用いて、食味や食感の官能試験も行います。この試験では、動物糞で栽培されたイチゴと従来の腐葉土で栽培されたものとの比較が行われる予定です。
SDGsに貢献する実学
近畿大学の農学部生たちは、この取り組みを通じて、動物糞がどのように農業で有効活用されるかを学び、持続可能な農業の実践がどれほど重要であるかを深く理解します。大学はSDGs(持続可能な開発目標)の観点からもこのプロジェクトを位置づけ、将来的な農業界への貢献を目指しています。
アドベンチャーワールドとは
アドベンチャーワールドは和歌山県白浜町に位置し、約120種の動物たちが共生する動植物施設です。「いのちの美しさに出会う場所」として、多様な体験を提供し訪れる人々に教育的な要素を通じて自然の大切さを伝えています。近畿大学との共同研究においても、動物の動物糞を利用した農業の展開を行い、地域社会との結びつきを強めています。
今後の展望
今後の計画としては、動物糞で栽培した近大ICTイチゴとその加工品をアドベンチャーワールド内で販売することが予定されています。このプロジェクトは、ただの農業活動にとどまらず、地域の持続可能な発展にも寄与する一大プロジェクトとなるでしょう。近畿大学とアドベンチャーワールドの共同の取り組みが、他の多くの教育機関やビジネスにとっても新たなモデルとなることが期待されます。
実施概要
- - 日時: 令和8年(2026年)1月21日(水)13:00〜15:00
- - 場所: 近畿大学奈良キャンパス(農学部)
- - 作物名: 近大ICTイチゴ(品種:とちおとめ、紅ほっぺ)
- - 参加者: 近畿大学農学部学生16名
- - プログラム: イチゴの収穫、糖度測定、試食(動物糞と腐葉土の比較)
このプロジェクトは、新たな農業の形を示すものであり、地域づくりと持続可能性の両立に向けた大きな一歩となるでしょう。