Exotecの新たな快挙
フランスのテクノロジー企業Exotecが、自社の倉庫自動化ロボットSkypodによる新しい記録を樹立しました。2024年12月18日、Exotec Nihon株式会社はSkypodが1日あたり100万回以上のケース搬送を達成したと発表しました。この成果は、同社の倉庫自動化ソリューションが、サプライチェーンの効率化においていかに優れたパフォーマンスを発揮しているかを証明しています。
ケース搬送とは、ロボットがラックから商材が詰まったケースを運び出し、指定されたワークステーションに搬送するプロセスのことを指します。ワークステーションでは1つのケースについて最大4件の注文を同時に処理できるため、作業効率が飛躍的に向上し、顧客のニーズに迅速に応えることが可能となります。
従来の倉庫では、作業員は1日あたり150~300点の商材を手作業でピッキングしていましたが、Exotecの「Goods-to-person」システムを導入することで、その作業は最大5倍の効率化を実現しました。これにより、作業員は無駄な移動や重い荷物の持ち運びから解放され、長距離を歩く必要がなくなります。
急成長の理由
Exotecは設立からわずか5年で累計1億回のケース搬送を達成し、現在では同じ成果をわずか3か月で実現するまでに成長を遂げています。その急成長を支えているのは、以下の3つのビジネスハイライトです。
1.
世界規模の事業拡大:アトランタやミュンヘンのオフィスを拡張し、新市場(オーストリア、韓国など)へも進出しています。
2.
チームの拡充:現在の従業員数は1,300名を超え、2025年までに25%の増員を計画しています。多様性豊かなチームがイノベーションを支えています。
3.
導入拠点の増加:顧客数は135を超え、日本を含むアジア太平洋地域やヨーロッパ、北米での導入が進んでいます。
未来への展望
ExotecのCEO兼共同創業者であるロマン・ムーランは、100万回の搬送というマイルストーンについて次のようにコメントしています。「この成果は我々のシステムが日々の倉庫オペレーションを支え、お客様の信頼を獲得している証です。今後も導入拠点を拡大し、さらなる信頼性を築いていきます」
Exotecは今後も世界のサプライチェーンの効率化と最適化を目指し、革新的なソリューションを追求し続けます。良質なサービスを提供することで、顧客やパートナーとともに成長していくことが期待されます。
Exotecについて
Exotecは、倉庫自動化における先進的なロボティクス企業で、世界中の主要ブランドの業務をサポートしています。革新的なハードウェアと高度なソフトウェアを融合させ、作業効率の向上や労働条件の改善に貢献しています。Gap Inc.やCarrefour、Decathlon、UNIQLOなど、50以上の大手ブランドに採用され、100以上の顧客拠点でオペレーションの改善を図っています。さらなる詳細は、
Exotec公式サイトを訪れてご覧ください。