モンゴル国におけるセキュリティ強化の動き
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は、モンゴル国でのセキュリティサービス提供を一層強化することを発表しました。特に金融機関などのクリティカルなインフラに対する支援を重点的に行い、モンゴル国内の重要な企業や組織へのサイバー攻撃対策を推進することが目的です。
脆弱性診断サービスの提供
2024年8月5日から8月23日の間、モンゴル国最大級の商業銀行であるゴロムト銀行のWebサイトおよびスマートフォンアプリに対して、脆弱性診断サービスを実施しました。このサービスは、銀行が顧客に対してより安全なデジタル環境を提供するための一環として行われました。
GMOサイバーセキュリティの背景
GMOインターネットグループは、2023年11月にモンゴル・ウランバートル市と基本合意書を締結し、より安全なデジタル都市の実現を目指して合弁会社を設立しました。このことで、地元のサイバーセキュリティ対策が強化され、より多くの企業が安全にインターネットを利用できるようになります。
ゴロムト銀行の役割
ゴロムト銀行は1995年に設立され、ウランバートルの中心で運営されているモンゴルの重要な銀行の一つです。「CFI.co アワードプログラム2024」においてモンゴル国のベスト銀行の称号を獲得したことでも知られています。近年、デジタル化が急速に進む中で、顧客の利便性を考慮しつつ、サイバー攻撃への対策も強化しています。
今後の展望
GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、2024年7月にグローバル戦略本部を新設し、さらに国際的な展開を進める計画です。モンゴル国内の主要なインフラへのサイバーセキュリティ支援を継続し、組織が運営するソフトウェアやシステムに対する脆弱性診断やペネトレーションテストを提供していく方針です。
GMOサイバーセキュリティのサービス内容
GMOサイバーセキュリティは、ホワイトハッカーからなるチームを結成し、多様なサービスを提供しています。それには、Webアプリケーション診断、スマホアプリ診断、ペネトレーションテスト、そしてセキュリティコンサルタントが含まれ、強固なサイバーセキュリティを実現しています。これらの取り組みを通じて、モンゴルのサイバーセキュリティのレベルを向上させることが期待されています。
まとめ
モンゴルでのGMOサイバーセキュリティの新たな施策は、国内のデジタル環境の安全性を確保するための重要なステップです。これからも同社の動向に注目し、デジタル社会の進展とともに、安心・安全なインターネットを提供する役割を果たしていくことでしょう。