個人情報を守る新たなステップ
近年、個人情報保護がますます重要視される中、広告業界でもそれに配慮した新たな技術の導入が求められています。株式会社ワンエイティが開発したCRMツール「DIGITALEYES」は、その最前線に立っています。このたび、同社はGoogle広告の「カスタマーマッチ」機能と連携できる新しいハッシュ化機能を実装しました。これにより、企業は顧客のメールアドレスを安全にハッシュ化し、Google広告とスムーズに連携できるようになりました。
新機能の詳細
新たに追加されたハッシュ化機能では、CRMに保存された顧客のメールアドレスが特定のルールに基づいて変換され、一度変換すると元のデータに戻せなくなります。これにより、個人情報を外部に漏洩させることなく、そのデータを活用することが可能になります。これまで以上に高精度なターゲティング広告が実現することで、企業はより効率的に顧客の獲得やマーケティング活動に取り組むことができるのです。
カスタマーマッチ機能の利点
Googleのカスタマーマッチ機能では、企業が保持する顧客情報をもとにターゲティングを行います。具体的には、自社の保有するメールアドレスを活用して、Googleの多様なプラットフォーム(検索、YouTube、Gmailなど)で広告を配信することができます。これにより、既存顧客へのリマーケティングのみならず、新規顧客の獲得も目指すことができます。
具体的な機能の利点
「DIGITALEYES」を利用することで、選択した顧客データをハッシュ化し、Googleカスタマーマッチと直接連携させることが可能です。ハッシュ化データのCSVエクスポートにも対応しており、広告配信管理がより効率的になります。さらに、既存顧客だけでなく、類似のユーザーへのターゲティングもできるため、PR活動の幅が広がります。
データ活用とプライバシーの両立
個人情報保護への意識が高まりを見せる今、広告運用の現場においてもプライバシーを尊重したデータ活用の重要性が増しています。この新機能の開発背景には、情報漏えいのリスクを排除しつつ、広告効果を最大限引き出したいとの思いがあります。ワンエイティでは、これまでも安全基準に基づいたシステム設計を行ってきましたが、新機能によりその強化を図りました。
DIGITALEYESとは
「DIGITALEYES」は、クラウド型のデータベースマーケティングシステムで、企業が抱えるさまざまなDX課題に対して柔軟に対応しています。ノーコードでのデータベースの作成、統合、加工を実現し、業界ごとのニーズに応じた機能を拡張しています。また、第三者機関による脆弱性診断を定期的に実施し、安全なデータ管理を徹底しています。
未来に向けた取り組み
「DIGITALEYES」は「共創」を理念に掲げ、顧客企業の課題に向き合いながら進化を続けています。今後も、顧客企業が直面する様々な問題解決に寄与できるよう、新たな機能の開発を進めていくことでしょう。大規模Webサイトの構築やCMSの安全な開発、効果的な顧客囲い込み、広告プロモーション支援など、さまざまなニーズに応じた機能を展開していく姿勢が、ワンエイティの強みとなっています。
会社概要
株式会社ワンエイティの本社は東京都港区にあり、代表取締役は三浦拓郎氏です。これからもこの新機能を活用し、企業のマーケティング活動が安全かつ効果的に行われることを期待しています。