Flucleが新たな資金調達を実施
株式会社Flucleは、労務相談プラットフォーム『HRbase PRO』を提供する企業として新たな資金調達を成功させました。これにより、労務管理をテクノロジーで進化させることを目指しています。Flucleは「働くをカラフル」という理念のもと、労務管理に関する幅広い課題を解決しようと活動しています。
HRbase PROとは?
Flucleが2021年にリリースした『HRbase PRO』は社会保険労務士向けのクラウドツールです。代表の三田氏が自身の専門知識を生かして開発したこのプラットフォームは、労務相談の品質を向上させると同時に、そのプロセスを効率化することを目的としています。
ユーザーはこのシステムを通じて、労務相談および情報提供を一元的に行うことが可能です。そして、2024年4月には新たに搭載される労務相談AIが市場の注目を集めています。従来の汎用AIとは異なり、根拠情報や関連資料を示すことができるこのAIは、導入から6か月で利用顧客数を1.5倍に増やしました。
資金調達の意図
Flucleは労務とテクノロジーの融合に注力しており、AIの活用をいち早く始めました。この過程で得たユーザーエクスペリエンス(UX)データや開発ノウハウを基に、先進的なサービスの提供を進めています。特に、「専門家からの質の高い回答を生成する」ことを重点課題としており、労務の専門家たちで構成された特別チームを設立し、多方面から解決に取り組んでいます。
今回の資金調達を通じて、Flucleはエンジニアや労務専門家の採用を進め、開発力の強化を図ります。提供スピードと精度をさらに高める狙いです。
未来へのビジョン
今後、FlucleはAIを活用した労務管理プラットフォームを強化し、日本国内の労務関連コストの半減を目指しています。専門家の知見をデータベース化し、高精度のAIが実務をスムーズに実行できる機能を開発予定です。加えて、音声入力機能なども導入して、より便利な労務管理を提供していく計画です。
出資者の見解
今回の資金調達にリードした株式会社ジェネシア・ベンチャーズの代表取締役田島聡一氏は、労務領域での業務レベルが高まる中で、労務人材不足が深刻化していることを懸念しています。今後さらに、ソフトウェアやAIの活用が求められるのは間違いないと述べています。Flucleの革新的なサービスは、多くの社労士事務所で活用されることが期待されています。
会社情報
Flucleは大阪市中央区に本社を置く企業で、AIを用いた労務管理サービスの開発を行っています。ウェブサイトは
こちらです。労務管理のさらなる進化を実現するFlucleの取り組みに、今後も注目が集まります!