Vobileが豪企業IP-Echelonを買収し、著作権侵害対策を強化

VobileがIP-Echelonを買収し著作権侵害対策サービスを強化


Vobileは、オーストラリアに本拠地を置く著作権侵害対策企業IP-Echelonを買収しました。この動きは、同社の著作権保護サービスをさらに強化し、特にP2P及び検索エンジンに対する効果的な対策を実現するための重要なステップです。

IP-Echelonとは


IP-Echelonは2008年に設立され、米国とオーストラリアの拠点を持つ企業です。著作権侵害の対策ソリューションを提供するこの企業は、主にデータサイエンティストやエンジニアが集まり、20カ国以上にモニタリング拠点を設けていることが特長です。

この企業の独自技術により、違法な著作権侵害が行われているIPアドレスを特定することが可能であり、多くのハリウッドスタジオでもその技術が採用されています。こうした技術をVobileが取り入れることで、より広範囲にわたる著作権保護が期待されます。

Vobile Japanの展開


Vobile Japan株式会社は、2010年から日本において著作権侵害対策サービスを提供しており、多岐にわたるコンテンツオーナーから支持を受けています。著作権侵害の手段が多様化している現代、IP-Echelonの買収を通じて新たなP2P対策を導入する計画です。この新サービスにより、検索エンジンに対する著作権侵害対策もより効果的に行えるようになると考えられています。

P2P通信とは


P2P(ピア・トゥ・ピア)通信とは、各端末が自律的にデータを交換するネットワークモデルを指します。この仕組みは、著作権を持たない違法コンテンツの交換に利用されることが多く、著作権侵害が問題視されています。Vobileはこの領域に注目し、IP-Echelonの技術を活用することで、より効果的な対策を講じることができます。

Vobileの技術


Vobileは2005年に設立され、米シリコンバレーに本社を置く企業です。特に注目すべきは、MediaDNA®技術で、動画や静止画、音声を識別するための特許技術を持っています。この技術は、オンラインのコンテンツを自動的に認識、追跡、管理することを可能にし、業界内で高く評価されています。特に正確性やロバスト性に優れ、業界最大規模を誇るVDDB®(VobileDNAデータベース)を運営することで、コンテンツオーナーとの連携を強化しています。

Vobile Japanについて


Vobile Japanは、Vobileグループの一員として日本市場に特化したサービスを展開しています。MediaDNA®技術を活用した著作権侵害対策やセカンドスクリーンサービスなどを提供し、業界内での地位を築いています。日本市場でも、著作権侵害防止の重要性は増しており、今回の買収はそのニーズに応えるものです。

お問い合わせ先


本件に関する詳細については、Vobile Japan株式会社のコンテンツソリューションズ部、加藤俊一郎までご連絡ください。メールアドレスは [email protected] です。今後もVobileが提供する新たなサービスに注目が集まります。

会社情報

会社名
Vobile Japan株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷一丁目12-2クロスオフィス渋谷303
電話番号

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