Efficが商談の未来を変える特許を取得
株式会社Efficは、AIセールスエージェントのための先進的な学習基盤技術に関する特許を取得したことを発表しました。この特許は、商談における会話の内容と参加者の背景情報を統合的に分析することで、ただの議事録を超えた高精度なナレッジを生成可能にする商談構造化技術に関連しています。
特許取得の背景
営業領域におけるAIエージェントは、業務をより一貫して、効果的に行うことを目指しています。そのためには、専門知識を自動的に学習し、蓄積できる技術が不可欠です。Efficは、これまで単発的な記録にとどまっていた商談情報に目を向け、この情報を構造化することで高度な専門知識を取得するという独自のアプローチを開発しました。従来の方法では、音声をテキスト化して議事録を作成するだけでしたが、商談に参加する人々の発言の真意を把握し、その本質的な価値を引き出すためには、発言者の背景や文脈を考慮した多角的な解析が必要です。
今回取得された特許は、商談中の会話に対して各参加者の企業や市場の背景情報を融合して解析する技術システムを確立したものです。この技術により、単なる発言の記録を越え、文脈に基づく高精度なナレッジの自動的な蓄積が可能となり、予測的な判断を支援する学習基盤が構築されました。
Efficの技術アーキテクチャ
Efficは、AIセールスエージェントを実現するために、三層構造のシステムを構築しています。最下層の「情報ログレイヤー」が商談情報を高精度で構造化し、その情報は中間層の「セールスナレッジレイヤー」で知識として体系化。そして最上層の「エージェントレイヤー」が実際の営業活動を自動的に実行します。このような段階的な情報処理により、人間の営業活動を模倣し、自立した態度で学習するAIエージェントの実現を可能にしています。
特許情報
- - 特許番号: 特許第7724034号
- - 発明の名称: 情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
- - 出願人: 株式会社Effic
- - 登録日: 2025年8月6日
Efficについて
Efficは、商談情報を組織の知識へと変換するAIセールスエージェントを開発しています。長年蓄積された経験に頼る「暗黙知」を、客観的な情報と主観的な情報の統合的解析によって、再現可能な高精度ナレッジとして自動的に蓄積します。このプロセスによって、組織全体のパフォーマンス向上と独立した成長をサポートします。
会社概要
- - 社名: 株式会社Effic
- - 設立: 2023年1月27日
- - 所在地: 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋5階
- - 資本金: 47,000,000円
- - 代表取締役: 菅藤達也
- - ミッション: 働く人の創造力を引き出す
- - 事業内容: AIエージェントの開発、コンサルティング
- - ウェブサイト: Effic公式サイト