株式会社SolaNikaが挑むレーザー無線給電の未来
株式会社SolaNika(東京・渋谷区)の菊池舞代表が率いるこのスタートアップは、2023年にシードラウンドにおける資金調達を実施しました。この資金調達は、主にレーザー無線給電技術の社会実装の一歩として位置付けられています。
資金調達の内容と目的
SolaNikaのシードラウンドはインキュベイトファンド株式会社をリード投資家とし、みずほ銀行による信用保証協会保証付き融資も含まれています。この資金は、2026年に移動するドローンによるレーザー無線給電の長時間浮揚の実証実験を実施するために活用されます。これにより、無人航空機やロボティクスが抱えるバッテリーの制約を克服し、広がる可能性を追求します。
無線給電技術の強み
SolaNikaは東京科学大学の研究成果をもとに、モビリティを三次元で追尾しながら、受光セルに最適化したレーザー照射を行う技術に強みを発揮しています。近年のAIの進化により、モビリティの電力消費は増加傾向にありますが、バッテリーの進化には限界があります。特にドローンなどの移動体では、バッテリーの容量拡大が機体の重量増につながり、航続距離や搭載能力に影響を与えるというジレンマが存在します。
SolaNikaのレーザー無線給電技術は、無線で必要な電力を送ることができるため、バッテリー容量に依存せず、長時間稼働を可能にします。他の無線給電技術と比較しても、圧倒的な長距離かつ大電力の送信が可能で、より広範な応用が期待されています。
レーザー無線給電技術の実用化を目指す
この技術の実用化を目指し、SolaNikaは「レーザー無線給電でエネルギーの束縛を解き、人類の進歩を加速する」というミッションを掲げています。初めての実装対象はドローンで、次いで成層圏を飛行する無人航空機、高度384,400キロメートルに位置する月面探査ローバーを視野に入れています。これにより、地上から宇宙まで、さまざまな環境でのモビリティの自由な利活用を実現したいとのことです。
未来に向けた挑戦
今回の資金調達はSolaNikaにとって初めての挑戦であり、エンジニアの採用や技術開発に注力し、ドローンによる実証実験に向けた体制を整えていく考えです。菊池代表は、「レーザー無線給電によって、月面探査や宇宙インフラの構築が可能になると信じている」と語っています。今後の技術開発に期待が高まります。
採用活動も強化
SolaNikaでは、技術開発に関与する人材の採用も強化しています。光学やメカ、電気、ソフトウェアの分野での専門家を求めており、分野を越えたシステム全体を考える姿勢を重視しています。フレックスタイム制度など、働き方の柔軟性にも力を入れているため、興味のある方は公式サイトを通じて連絡してみてください。
株式会社SolaNikaの概要
設立は2025年で、レーザー無線給電の研究開発や製造・販売を行っています。今後、社会課題を解決し、宇宙における新たなエネルギーインフラの構築を目指す、注目の企業です。その一歩を踏み出したSolaNikaに、今後も注目が集まることでしょう。