『ニッポンのしゅくだい』
2019-08-08 14:10:35

大学生が社会課題に挑む新プロジェクト『ニッポンのしゅくだいドリル』の意義と活動内容

未来を創る学生たちのプロジェクト『ニッポンのしゅくだいドリル』



近年、インターネットやテクノロジーの発展により、私たちの生活は急速に変化しています。しかし、その裏には介護、いじめ、LGBTの問題など多くの社会的課題が潜んでいます。こうした問題の解決を目指す大学生の新たな試みとして、大阪人間科学大学が発表したのが、『ニッポンのしゅくだいドリル』です。このプロジェクトは、大学生が主体となり、社会課題に向き合うための実践的なアプローチです。

大学生の主体的な活動



このドリルは「答えのないドリル」と題されており、社会が向き合うべき様々な課題について、子どもから大人まで幅広い世代で考えるきっかけを提供しています。制作にあたっては、大学の教員や現場で働く人々の意見を取り入れ、実際の事例を反映させることで、よりリアルな問題意識を育むことを目的としています。

全ての問題に正解はなく、参加者が自分なりに考え、解決策を見出す過程を重視しています。例えば、問題文に悩むポイントにマーカーを引き、イラストや文章で自由な発想を表現するというアプローチが取られています。このようにして、周囲との意見を照らし合わせ、楽しく問題解決を行う場を提供しています。

プロジェクトの背景と目的



大阪人間科学大学では、対人援助の専門家を育成する教育に取り組む中で、大学生が社会に貢献できる人材になることを目指しています。彼らは、社会の一員として多様な課題に対して主体的に活動することが求められています。この『未来科プロジェクト』は、社会課題を前向きに捉え、大学教育の枠を超えて社会に貢献する場となることを目指しています。

ワークショップの開催



『ニッポンのしゅくだいドリル』の発売を記念して、ワークショップが大阪と京都で開催されます。子どもたちがプロジェクトに参加し、様々な専門家のゲストと共に、テーマごとのアイデアを考える機会が設けられています。たとえば、「パラスポーツ」や「防災」、「介護」をテーマにしたワークショップでは、実際の現場に関連した社会問題について一緒に考えます。

参加者には特製鉛筆とドリルをプレゼントされるため、子どもたちが自宅でも問題を考える機会が増えることでしょう。

今後の展望



この取り組みは東京の企業などとの協力を得て、さらなる普及が期待されています。また、福岡県の介護事業者がこのドリルを社内勉強会に導入する計画も進行中で、全国的な広がりを目指しています。若者が社会の一員として積極的に課題に取り組む姿勢が、未来をより良いものにする力となることでしょう。

大阪人間科学大学のサポート



大阪人間科学大学は、介護、福祉、教育分野での専門的な知識と技術を兼ね備えた人材を育成するため、多職種連携を重視しています。学生の多くは、社会福祉士や介護福祉士、心理士といった専門職の資格取得を目指し、実践的な学びを追求しています。このような環境の中で、自ら考え、行動する力を養うことが、将来の社会を支える若者たちの重要な資質となると言えるでしょう。

この『ニッポンのしゅくだいドリル』を通じて、全ての世代が協力して社会問題に向かう姿勢を持つことができれば、次世代の明るい未来が期待できるのではないでしょうか。

会社情報

会社名
学校法人薫英学園
住所
大阪府摂津市正雀1-4-1
電話番号
06-6381-6548

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