若者たちが発信する未来社会デザインの成果
2025年に開催される大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」プログラムは、未来社会のデザインをテーマにした多様な取り組みを通じて、SDGs達成を目指しています。特に注目を集めているのが、若者たちによる「共創チャレンジ」です。2023年10月12日、万博内の「TEAM EXPOパビリオン」で行われたこのイベントでは、若者たちが過去5年間にわたって取り組んできた成果を発表しました。
イベントの概要
このイベントは「若者主導の未来社会デザイン:Co-Lab Gears」と題され、主催は株式会社リンクアンドモチベーション。今後の社会を一緒に考えるため、大学生と多様なゲストとの対話を通じて、未来像を共有することを目的としています。プログラムは「エッジソン-1 グランプリ」と「テーマウィークセッション」の二部構成。
エッジソン-1 グランプリ
「エッジソン-1 グランプリ」では、大学生や若手社会人からなる15チームが「共創チャレンジ」活動の成果をコンペ形式で発表しました。審査には、これまでの活動を支援してきた企業から選ばれた審査員が参加。予選から勝ち上がった「OLEA」、「En」、「若者団体CityCircle」が決勝に進出しました。
各団体の紹介
- - 学生団体OLEA:新しい防災文化を創造するというビジョンのもと、積極的な啓発活動を展開。大阪の百貨店での防災グッズ販売も行っています。
- - En:地域住民の防災意識を高めるため、ユニークな防災イベントを企画し、新しい防災訓練の形を模索しています。
- - 若者団体CityCircle:若者が地域課題解決に取り組むグループで、多彩なイベントを通じて地域の活性化を目指しています。
決勝では、OLEAが最も高い評価を受け、「共創」という理念体現の面で特に評価されました。メンバーは、万博終了後も共創を続け、新しい防災文化の創造に挑む意気込みを語りました。
テーマウィークセッション
「テーマウィークセッション」では、万博の八つのテーマに基づいて、それぞれのテーマに特化したセッションが行われました。各セッションでは、大学生が企画・運営し、教授や企業経営者と共に未来について議論を交わしました。
参加型の活動
参加者はリアルタイムでアンケートを行ったり、自らの意見をシェアするなど、参加型の内容が多く、例えば公式テーマソングに合わせて全員で踊るなど、気軽に参加できる要素が取り入れられていました。
結論
このイベントは、次世代共創リーダーの育成を目的とした「コラギア」の成果を示すものでした。万博が終わった後も続くこの取り組みは、若者たちにとっての新たな挑戦への出発点であることを強調しました。大阪・関西万博は、未来のリーダーとしての若者の可能性を広げ、社会的な課題の解決に向けた大きな一歩となるでしょう。