DNP新インテリアデザイン
2024-08-20 10:53:31

DNPが提案する新しいインテリアデザインの形 - 木目や石目の意匠データ提供開始

大日本印刷株式会社(DNP)は、家庭用電化製品や家具のインテリア製品向けに木目や石目の独自の意匠データの提供を2024年8月に開始します。この新サービスは、これまでのDNPの化粧シートや化粧鋼板の製造・販売事業から得たデザインノウハウを活かし、生活空間の調和を重視したものです。

DNPのこれまでの取り組みは、1950年代から始まり、多くの生活シーンを彩る製品を生み出してきました。特に、最近のトレンドとして生活者は、自分らしさを表現するインテリアデザインの重要性を感じるようになっています。この背景をもとに、DNPが新たに提供する意匠データは、家庭用の加湿器やヒーター、カイロなど、ライフオンプロダクツ株式会社が2024年冬モデルとして展開する製品に活用される予定です。

新たに提供される意匠データは、約5万点のアーカイブから選ばれ、最新のインテリアトレンドを反映しています。DNPは、国内外で行った展示会や各種施設の内外装デザインの調査を基に、最適なデザインを提供することに力を入れています。これは、単に見た目の美しさだけでなく、商品が持つ特性やターゲットユーザーのニーズに合わせて調整されたものです。

DNPは、製品の特徴やニーズに対して細かく調整を行い、パターンの繰り返しや色合い、サイズなどを最適化して提供します。特に印象的なのは、エンドレス処理と呼ばれる技術で、木目や石目のデザインが自然に続くように仕上げられている点です。これにより、より一体感のあるインテリアを実現します。

また、DNPは製品の開発ストーリーも重要視しており、ターゲットユーザーを具体的に想定して「ペルソナ」を設定します。このペルソナを基に、どのようなライフスタイルやデザインの好みが反映されるのかを提案し、開発された意匠に説得力を持たせる工夫を行っています。こうした背景があることで、消費者にとって魅力的な製品が生まれるのです。

意匠データの価格は、提供する製品の仕様や数量によって個別見積もりが行われます。今後、DNPは新たな市場での展開を目指し、2026年度までに累計5億円の売上を見込んでいます。また、意匠データの活用範囲も、メタバースのような仮想空間にまで広げる予定です。

このように、大日本印刷の新たな試みは、インテリアデザインの可能性を広げ、ユーザーにとっての魅力的な商品を提供することに繋がっています。生活空間に彩りを加える新たなデザインの潮流が、今ここに始まったと言えるでしょう。


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会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

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