大塚の可能性探る
2019-06-19 16:16:57
新たな文化の芽生え!大塚の街を彩るトーキョーローカルデザイン会議の模様
大塚の魅力と可能性を探る「OTSUKA TOWN DESIGN MEETING」
先日開催された「OTSUKA TOWN DESIGN MEETING vol.1」では、東京都大塚での街づくりに関するトークセッションが行われ、多くの参加者で賑わいました。立ち見が出るほどの盛況の中、ファシリテーターの吉川稔氏の進行の元、様々な意見やアイデアが交わされました。
特に注目を集めたのは、星野リゾート OMO5東京大塚の総支配人である磯川涼子氏による発言でした。磯川氏は、OMOブランドの目指す「街を楽しむホテル」としての姿勢を語り、大塚のユニークな特性に惹かれた理由を明かしました。「大塚は、いい意味で東京ではない街です」と述べ、画一化されていない街の魅力がOMOのイメージにマッチしていると説明しました。大塚活性化のための出会いが、さらなる展開をもたらしたことも語られ、参加者たちは興味深く聴き入っていました。
JR東日本の一木典子氏も登壇し、大塚の街の特集が話題となった沿線フリーマガジン「東京感動線」について触れました。彼女は、「大塚は新旧が交わる珍しい地域であり、地域の熱量が高まっている」と述べ、古いお店と新しいコミュニティの融合がこの街を特別なものにしていると強調しました。実際に新しい交流の場であるRYOZAN PARKが登場しており、古き良き文化と新しい風が共存しています。
「わたしらしく、暮らせるまち。」の推進アドバイザーを務める宮田麻子氏も参加し、大塚の子育て環境や住みやすさを称賛しました。彼女は、意外にも「消滅可能性都市」と分類された豊島区の中で、大塚の魅力が広がっていることに触れ、地域の取り組みが進化していることを期待していると語りました。また、彼女は大塚のローカルな雰囲気を大切にしつつ、新しいアイディアが生まれていることを強調しました。
トークセッションは、場を和ませる吉川氏の軽妙なファシリテーションの下、参加者の笑いや拍手が絶えない盛況のうちに進行しました。磯川氏は、大塚ならではの体験を提供し、地域の魅力を発信していく努力を続ける意気込みを示しました。
トークが進む中で、今後の駅の役割や地域との関係性についての話題も浮上しました。一木氏は、駅を単なる移動の場から、創造的かつソーシャルな空間へと進化させたい意向を示し、「あさっての駅」というプロジェクトの可能性を提案しました。
最後には、「街づくりにかかわる合意形成」の難しさについての議論もあり、参加者たちは共鳴し合いました。磯川氏は、実験的に取り組むことの大切さを示し、宮田氏は声に出さない人々の意見を拾うことの重要性を訴えました。
トークセッション後は立食パーティーが設けられ、参加者同士の交流が盛んに行われました。登壇者の周囲には多くの参加者が集まり、新たなアイデアや意見を交換する場となりました。このイベントでは、多くのインスピレーションと新しいつながりが生まれ、今後の大塚の発展に寄与することが期待されています。
第二弾、第三弾の開催も計画中とのことで、今後の展開に注目です。大塚が持つ‘ローカルな魅力’を再発見し、地域がより豊かになることを願う取り組みは、着実に進んでいるのです。
会社情報
- 会社名
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山口不動産株式会社
- 住所
- 東京都豊島区北大塚2-13-1
- 電話番号
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