人事給与サービス「PROSRV」のAWS移行の成果
昨今、企業の業務効率を向上させるためにクラウドサービスの活用が進んでいます。その中でも、株式会社エクサが三菱総研DCS株式会社と共同で行った人事給与サービス「PROSRV」のAWS移行は注目に値します。基盤の見直しを通じて、安定した稼働とインフラコストの削減を実現しました。本記事では、プロジェクトの詳細と今後の展望についてお伝えします。
プロジェクト発足と概要
人事給与サービス「PROSRV」は、約2,000社に導入され、月間55万人の処理を支える重要なサービスです。しかし、従来のメインフレーム基盤では維持コストの上昇が課題となっていました。そこで、エクサとDCSは共同で「リホスト方式」と呼ばれる手法を用いて、AWSへ移行を決定しました。このプロジェクトは、2023年7月に始まり、2025年8月に本稼働を開始する予定です。
安全な移行のための取り組み
人事給与システムは、正確性が求められるため、エクサとDCSは密接に連携して移行作業を進めました。約4,000本のCOBOLプログラムと3,000本のJCLを精査し、不要なプログラムを整理することで、移行対象をスリム化しました。これにより、安全でスムーズな移行を実現し、既存資産の効率的な活用につなげました。
クラウド基盤の性能最適化
移行後も月間55万人分を処理する必要があったため、システムの処理性能には特に手を加えました。検証段階での問題を受け、ストレージ構成を最適化するため、DCSは「Amazon EBS」への変更を実施。さらに、エクサは製品ベンダーと協力してシステム設定の調整を重ね、メインフレームに匹敵する性能を確保しました。結果、本稼働後も安定したパフォーマンスを維持しています。
今後の展望とサービスの価値向上
今回の移行によって、DCSはメインフレームの維持コストを削減しつつ、将来的な機能拡張や災害対策に向けたクラウド基盤を整備しました。また、既存資産の整理により、より計画的な保守が可能な運用基盤を構築しました。このような取り組みにより、「PROSRV」はサービス価値の向上を図り、エクサはそのモダナイゼーションを促進するパートナーとして、さらなる発展を目指しています。
結論
エクサとDCSが共に進めたAWSへの「PROSRV」移行は、期待される効果を既に得ており、今後もさらなるサービスの向上を目指しています。クラウド移行により企業の業務環境が大きく変わる中、エクサはお客様のニーズに応えながら、持続的な成長を支える事業を展開していくことでしょう。