日本のスタートアップを育成するJETROとCoolwaterの新たな挑戦
2025年6月13日、東京。これまでの成功を受けて、Coolwater CapitalとJapan External Trade Organization(JETRO)は、次世代のベンチャーキャピタリストを育成するための「Emerging Fund Manager Accelerator」の第2期を立ち上げることを発表しました。このプログラムは、日本のトップの新進ベンチャーキャピタリストらを、国際的に競争力のある機関投資家に育成することを目的としています。
初回のコホートでは、17名の高成長可能性を持つファンドマネージャーが選ばれ、米国の一流ベンチャーキャピタリストからのトレーニングや国際的なLP(投資家)との接触、さらにシリコンバレーでの大規模イベントが実施されました。この成功を受けて、2回目のプログラムではさらに充実したサポート体制が整えられています。
コホート1の成果
初回コホートでは、次のような成果がありました:
- - 競争の激しい中から選ばれた17名のGP(General Partners)が参加
- - 参加者は、プログラム期間中に5億ドル以上の資金を目指しました
- - グローバルなLPや大手VCとの接点を持つ日本イノベーションサミットがサンフランシスコで開催されました
- - 複数の一流VCオフィスを訪問し、国境を越えた知識の移転が行われました
- - メディアやエコシステムのリーダーから新しい試みとして評価されました
冬のためのフィードバックを受けて、Coolwater CapitalのCEOであるウィンター・ミード氏は、「コホート1の成功と影響に驚かされました。コホート2では、日本のVCエコシステムのさらなる発展を目指します」とコメントしています。
JETROの熱意
JETROは、Coolwater Capitalとのパートナーシップが日本のグローバル競争力のあるベンチャーキャピタルエコシステム育成に向けた長期的なコミットメントの一環であると強調しています。JETROのスタートアップ部門のディレクターである塩野達彦氏は、「初回コホートの成果は予想を超え、日本がグローバルなVCステージでリーダーシップを発揮する準備が整っていることを示しました。第二期では、プログラムを拡大し日本の次世代ファンドマネージャーへの支援を強化していきます」と語ります。
コホート2の新たな改善点
2期目のプログラムでは、以下のような新しい取り組みが行われます:
- - より個別化されたサポート:より深い1対1の資金調達支援とブランディング指導
- - 拡張された共有サービス:LP戦略、IR、ポジショニングのための社内チーム
- - 地域密着した提供:日本ベースのスタッフの人数を増やし、ハイブリッドコンテンツを提供
- - コンテンツとコミュニティ:ポッドキャストの立ち上げと強化されたブランディング支援
プログラムの詳細
- - 応募受付開始: 2025年6月11日
- - プログラム開始: 2025年の夏または秋
- - プログラム概要: 4ヶ月間で8モジュール(バーチャルと対面のハイブリッド)
今後の具体的な日程は以下のとおりです:
- - モジュール1-2: 2025年9月9-11日、対面で東京にて
- - モジュール3: 2025年9月24日、日本時間 9:00-11:30AM
- - モジュール4-8: 各モジュールが10月に設定されており、最終モジュールが10月29日です。
- - Coolwater Investor Summit in New York: 2025年11月17-19日に予定されています。
また、オフィスアワーやミートアップ、ハッピーアワーなどのイベントも随時予定されています。
応募資格
以下のような方々が応募対象です:
- - ベンチャーキャピタルファームを立ち上げたい方
- - 資金集めを行うファンドマネージャー、特に強い潜在能力と関連する経験を有する方
- - コーポレートVC部門からのスピンアウトを目指す方
- - 大企業でのビジネスリーダーや執行者から投資に転身する方
- - 設立されたVCファームからのスピンアウトを希望する方
応募締切は2025年7月16日です。興味のある方は今すぐ応募を!
Coolwater CapitalとJETROについて
Coolwater Capitalはサンフランシスコに設立され、300以上のファンドを支援し、50億ドル以上の資本を調達したグローバルな新興ベンチャーファンドのアクセラレーターです。JETROは、相互貿易と投資を促進する政府関連の機関であり、日本と世界の関係を強化し、イノベーションとスタートアップエコシステムの発展を支援しています。