青楓館高等学院、AI教育の先駆者としてGAINSに参加
兵庫県明石市に位置する青楓館高等学院が、2025年8月にシンガポールで行われる国際教育イベント「Global AI Nexus of Schools(GAINS)」に日本の代表校として正式に参加することが決定しました。この活動を通じて、学校はAI教育の重要性を広く伝えると同時に、国際的な教育改革のリーダーシップを果たす意向を示しています。
現状の日本の教育の課題
現在、日本の教育現場ではAIの活用がOECDの平均に比べて低く、約半分にとどまっています。具体的には、日本の教育現場におけるAI活用率は26.6%であり、OECD平均の53.5%には及びません。また、不登校の生徒数は過去最多の34万人を記録しており、さらに経済産業省の予測によると、2030年にはAI人材が最大79万人不足すると見込まれています。このため、教育界におけるAIリテラシーの育成は急務とされています。
GAINSの使命
GAINSは、グローバルな教育機関が連携し、AIを教育に効果的に活用するための国際的なネットワークです。シンガポールで設立され、学校や大学、さらには産業界との強力な連携を図っており、エストニア、ルーマニア、アメリカ、中国など、8か国以上が参加しています。この画期的な取り組みは、異なる文化と視点を持つ教育機関が互いに学び合う貴重な機会となっています。
青楓館の提案
青楓館では、GAINSにおいて「AI時代において重要なのは、道徳と心の判断力である」と提言しました。教育の現場において、AIの進展とともに我々が人間としてどう生きるかを見つめ直す必要があります。
具体的な取り組みとして、青楓館は以下の方法を導入しています:
- - AIダッシュボードを用いた校務効率化:教育管理にAIを活用し、業務の効率を向上。
- - 1対1の面談:毎週生徒一人ひとりとの対話を通じて、個性を理解。
- - 生徒主導のAI活用事例:不登校からメタバースの開発に挑戦したり、投資に関するAIを開発する等の実績を挙げました。
これらの活動は「AIを人を支える道具」として教育に取り入れる新たなモデルを示しており、特に「道徳教育」と「AIリテラシー」を融合させた方針は、新たな教育のカタチとして国内外で大きな注目を浴びています。
青楓館のビジョン
青楓館の代表者である岡内大晟氏は、「AIが人間に代替する時代だからこそ、私たちはどう生きるかを支える教育が必要なのです。日本の強みである道徳教育を世界に発信し、教育改革を進めていきたい」と語っています。
今後、GAINSで得た知見は青楓館の個性教育への国際的な発信に繋がります。AIに代替される時代,因此こそ「どう生きるか」を考え抜く教育が求められています。青楓館は、定性的な力を定量的に評価する仕組みの構築においてもアドバンテージを持つに違いありません。
さらに、2025年10月には大阪・関西万博で「防災×AIプロジェクト」の成果を共有する準備を進めています。国際的な議論と経験を活かしながら、次世代に必要な学びを創出し続けることが青楓館の使命です。
青楓館高等学院について
青楓館高等学院は2023年に開校した通信制の高校サポート校で、個々の特性を尊重した教育に力を入れています。教育理念「右にならえ」の教育に終止符を打ち、一人ひとりに合った学びを提供しています。高校の卒業資格を目指すだけでなく、海外大学への推薦や総合型選抜対策、企業との連携を通じて生徒達が自分らしく生きる力を身に付けることを目指しています。
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