岡山大学の医療拡充
2024-09-02 01:41:15

岡山大学がNICUとGCUを拡充、地域医療の充実へ向けた新たなステップ

岡山大学がNICUとGCUを拡充



国立大学法人岡山大学(岡山市北区、学長:那須保友)は、岡山大学病院内の周産期母子センターにおいて、NICU(新生児集中治療室)およびGCU(新生児回復室)の拡充を決定しました。これは、地域医療のニーズの高まりを受けた重要な施策です。

周産期母子医療センターの役割と重要性



周産期母子医療センターは、産科と新生児科が連携し、周産期に関わる高度な医療サービスを県民に提供することを目的としています。これらのセンターは、都道府県の認定を受けており、施設の規模に応じて「総合周産期母子医療センター」と「地域周産期母子医療センター」に分類されます。

岡山大学病院はこれまで、地域周産期母子医療センターとして、限られたNICUの床数で運営していましたが、NICUが満床となることが多く、近隣病院への患者搬送を余儀なくされていました。この状況に対し、岡山大学病院の周産期医療の拡充は、特に早産や重症の先天性疾患を持つ新生児の受け入れを安全かつスムーズに行うための重要な一歩とされます。

拡充内容と今後の計画



2024年9月1日より、岡山大学病院は新たなNICUおよびGCUを設けることで、地域医療の充実を図ります。将来的には、母体胎児集中治療室(MFICU)も2025年度に設置される予定です。これにより、周産期医療に関わる幅広いニーズに応えることが可能となります。

この拡充に際して、岡山大学病院では岡山県や近隣病院との協議を重ね、地域全体で医療体制を強化していく予定です。医療関係者や地域住民からは期待の声が高まっており、28日に行われた記者会見では、塚原宏一教授、鷲尾洋介教授からその背景や意義について説明がありました。

地域社会との連携



岡山大学は地域中核の研究大学として、特色ある医療提供を目指しています。これに伴って、地域社会との連携を強化することは不可欠であり、次世代育成や地域医療の発展に寄与するための取り組みを進めています。特に、周産期医療の拡充は、母親と赤ちゃんの健康を守るための重要な課題であり、今後も注力していく方針です。

結論



岡山大学病院の周産期母子センターでのNICUとGCUの拡充は、地域医療の充実に向けた一大プロジェクトです。今後も医学の進歩と地域住民のニーズに応えるため、岡山大学は更なる取り組みを行っていくでしょう。期待されるこの新しい医療提供体制が、地域社会にどのような影響を与えるのか、今後の発展から目が離せません。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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