大東建託のCLT工法
2024-10-15 17:03:47

サステナブルな未来へ。大東建託のCLT工法普及計画と新商品投入

サステナブルな未来へ。大東建託のCLT工法普及計画と新商品投入



大東建託株式会社は、環境に配慮した建材であるCLT(Cross Laminated Timber)を効果的に活用し、住宅の脱炭素化を推進する新たな目標を掲げました。具体的には、2028年までにCLTの使用量を現在の8倍に引き上げる計画です。これに伴い、様々な新商品や仕様の開発を進め、安定した施工体制を確立するための大工教育にも着手する予定です。

CLT工法の利点とその普及



CLTは木材を加工した新しい建材で、断熱性能が高いため、省エネ住宅の構造材として非常に適しています。この工法を利用することで、従来は建築に向かないと考えられていた細い木や節が多い木を効果的に活用できるため、森林の健全な循環にも貢献できる点が魅力です。大東建託は2019年に日本初となるCLT賃貸住宅を市場に投入しました。2023年には、LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅認定のCLT戸建賃貸住宅が東京都内に完成し、資源循環型社会の実現に向けた一歩を踏み出しています。

木材は、建物内部で温室効果ガスを固定する特性があるため、RC造(鉄筋コンクリート造)よりも温室効果ガスの削減に寄与します。また、解体時も木材はRC造よりも環境負荷を抑えることができ、再利用の際にはチップ化して燃料資源として活用可能です。このように、CLT工法はライフサイクル全体での環境負荷を大幅に減少させる期待があります。

新たな商品「CLT DK-ZEH」の登場



さらに、大東建託は新たな商品「CLT DK-ZEH」の販売を10月から開始しました。この商品は、業界で初めてCLTを使用した賃貸住宅で、太陽光パネルを搭載しているため、脱炭素社会の実現に向けた賃貸経営を可能にします。

  • - CLT DK-ZEH: 大東建託の設計と施工による太陽光パネルを設置したZEH(ゼロエネルギーハウス)の賃貸住宅。

まとめ



大東建託の取り組みは、単なる住宅供給にとどまらず、持続可能な未来のための環境負荷削減に向けた重要なステップとなっています。私たち一人一人が持続可能な選択をする中で、企業がどのように責任ある行動を取っているかはますます重要になってきています。

そのために、CLT工法の普及と新商品の投入は、他の企業や業界にとっても良い手本となるでしょう。サステナブルな社会を目指して、今後も大東建託の取り組みから目が離せません。


画像1

会社情報

会社名
大東建託株式会社
住所
東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー
電話番号
03-6718-9174

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 港区 脱炭素 大東建託 CLT工法

Wiki3: 東京都 港区 脱炭素 大東建託 CLT工法

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。