KIMOTOが提案する環境に優しい新しい液体材料とは

KIMOTOの新しい挑戦とは

三重県いなべ市に本社を構える株式会社きもとは、70年以上にわたり機能性フィルムの製造に携わってきました。この度、同社はフィルムを使用せず、必要な機能を対象物に直接付与できる「高機能性液」の製造・販売を開始しました。この製品は、従来のフィルム製品とは異なり、環境に配慮した新たなソリューションとして、製造業の現場での可能性を拡げるものです。

環境配慮の背景

近年、製造業における環境への配慮が求められており、特に脱プラスチックの流れが加速しています。KIMOTOは、この流れに対抗し、環境負荷の低減に貢献するために「高機能性液」の開発に着手しました。これにより、フィルムを使用せずに機能を実現することで、不要な廃棄物の削減とともに、効率的な資源の使用が可能になります。

高機能性液の特長

この高機能性液は、特定の用途に合わせて設計された専用液であり、対象物に直接塗布することで機能を付与することができます。これにより、光学性能や粘着性、表面コーティングなど、様々な機能を持つ製品を環境に優しく実現することが可能になります。具体的には以下のような特長があります：

- 環境に優しい：フィルムを使わず、廃棄物を削減し、サステナブルな製造を実現します。
- 用途別設計：顧客のニーズに応じた性能を個別に設計できるため、さまざまな業界で利用可能です。
- 開発のサポート：KIMOTOは開発から試作、塗布提案まで一貫してサポートします。

生産体制と今後の展望

KIMOTOは、自社の充実した製造設備と経験を活かし、液体材料の設計から製造までを一貫して行います。この高機能性液は、2025年5月に発表される中期経営計画においても重要な位置付けとなっており、今後のビジネス展開において重点的に取り組まれていきます。製造業における環境対応と技術革新の両立を目指し、次世代の製造プロセスを共に構築していくことを目指しています。