日本とトルコの建設産業が連携し第三国への展開を促進
日本・トルコ建設産業会議の開催
令和6年10月1日、トルコ・イスタンブールにおいて『第7回 日本・トルコ建設産業会議』が開催されました。この会議は、日本とトルコの建設関連企業が協力して第三国へのインフラ展開を目指すもので、国土交通省とトルコ貿易省の共同による重要なイベントです。
会議の概要
会議は現地時間の9時30分から16時30分まで実施され、日本側の参加者には、国土交通省の天河宏文国土交通審議官、ペトロリウム大臣館の勝亦孝彦大使、また独立行政法人国際協力機構や日本貿易振興機構、海外建設協会などが含まれています。一方、トルコ側では、貿易省のムスタファ・トゥズジュ副大臣やトルコ建設業協会のバシャール・アリオール副会長が出席し、企業間での協力を進める機会となりました。
会議の内容
建設産業会議では、両国代表者によるスピーチが行われたり、第三国における建設分野の協力覚書に署名されるなど、さまざまな内容が話し合われました。また、ウクライナ復興に関する情報交換や、アフリカ市場におけるビジネスマッチングが行われ、約60機関の140名の関係者が参加しました。
現場視察の実施
会議に先立ち、参加者はトルコ国内の様々な建設現場を視察しました。視察先には、企業が関わっているバシャクシェヒル松桜都市病院や、第2ボスポラス橋のハンガー交換工事などが含まれ、現地の建設状況や進捗状況を実際に見学する機会を得ました。
未来への展望
今回の会議は、日本とトルコの建設関連企業が連携を深め、新たなビジネスチャンスを模索する重要なステップとなります。今後も両国間における効果的な協力関係が期待され、その成果が第三国におけるインフラプロジェクトなどに結実されていくことでしょう。国土交通省は、引き続き国際的な連携を進め、これらの取り組みを支援していきます。