富岡建設がGENBAx点検を導入し建設現場のデジタル化を推進

富岡建設が「GENBAx点検」を導入した背景と目的

富岡建設株式会社は、これまでの建設業界の課題を克服するために、安全点検業務のデジタル化を推進しています。その一環として、SORABITO株式会社が提供する「GENBAx点検」を導入したことが発表されました。このプログラムの目的は、建設現場のペーパーレス化を進め、作業の効率化を図ることにあります。

建設業界のデジタル化が求められる理由

建設業は、長時間労働や人手不足、さらには非効率的な業務プロセスといった問題に直面しています。特に安全点検業務は、紙に頼る部分が多く、業務の流れを阻害する要因となっていました。そこで、富岡建設は「GENBAx点検」を導入することで、これらの課題を解決しようとしています。

「GENBAx点検」の特徴と利点

「GENBAx点検」は、建設機械の始業前点検から設備や足場の点検、作業員の健康チェックまで全てをペーパーレス化するシステムです。このシステムの主な特徴は以下の通りです：

1. スマホで点検：ユーザーはスマートフォンを使って点検を行うことができ、QRコードで簡単にログイン。作業員の登録も不要で、効率的な運用が可能です。

2. リアルタイムでの結果集計：登録された点検結果はすぐにパソコンで確認でき、点検の進捗状況をリアルタイムに把握することができます。これにより、点検表の回収が不要になります。

3. 電子承認機能：点検結果の承認作業もスマホやパソコンを使って簡単に行うことができ、時間や場所に制約されることがありません。この機能により、社内での回覧プロセスもスムーズになります。

富岡建設とSORABITOの取り組み

富岡建設は、創業以来66年の歴史を持ち、公共事業を中心とした土木工事を手掛けてきました。この度のDX推進は、現場職員の業務を円滑に進めるための第一歩とも言えるでしょう。上村孝司代表取締役は、「現場での業務の効率を向上させ、ペーパーレス化を図ることで、より安全で働きやすい環境を実現したい」と語ります。