Kogarashi、Web3助成金獲得
2023-02-21 13:00:01

日本発!ブロックチェーンKogarashi、Web3 Foundationより助成金獲得でプライバシーとスケーリング両立へ

日本発ブロックチェーンKogarashi、Web3 FoundationからzkWasm実装に向けた助成金獲得



日本のブロックチェーン開発企業である株式会社インバースが開発を進めるKogarashi Networkプロジェクトが、Web3 Foundationより、zkWasm(ゼロ知識証明を用いたスマートコントラクトのRollup技術)実装に向けた助成金を受けました。

Kogarashiは、これまでにゼロ知識証明に関するグラントを4回獲得しており、高い技術力と実績が認められた形です。今回の助成金は、プライバシーとスケーリングというブロックチェーンにおける2大課題の両立を目指した取り組みを後押しするものとなります。

プライバシーとスケーリングの両立:Web2.0への橋渡し



ゼロ知識証明は、トランザクションのプライバシー保護と処理能力の向上(スケーリング)に役立つ技術です。Kogarashiは、これまでのグラントではプライバシー保護に焦点を当ててきましたが、今回のプロジェクトではスケーリングへの対応を強化することで、Web2.0ユーザーにとっても使いやすいブロックチェーン環境の実現を目指します。

主要なマイルストーン



プロジェクトは、以下の4つの主要なマイルストーンを設定しています。

1. 楕円曲線署名ライブラリの実装 (RedDSA署名):ユーザーによるゼロ知識証明の証明生成を安全かつ効率的にアウトソースすることを可能にし、ユーザビリティ向上とマネーロンダリング対策に貢献します。
2. ゼロ知識証明の回路言語の拡張 (plookupとrecursive proof):plookupによるLookup Tableの利用とrecursive proofによる再帰的な証明生成のサポートにより、zkWasmにおける計算量の課題を克服します。
3. zkWasmの証明者と検証者の機能実装: ゼロ知識証明システムの中核となる証明者と検証者の機能をzkWasm上に実装します。
4. Rollupノードとメインチェーンノードのライブラリの実装: L2(Rollup)とメインチェーン間の相互運用性を高め、開発者にとって使いやすい環境を提供します。

これらのマイルストーン達成により、Kogarashiはプライバシーとスケーリングを両立した、より高速で安全なブロックチェーンプラットフォームへと進化します。

フルスクラッチ開発:日本発のゼロ知識証明技術



Kogarashiプロジェクトは、全てのコードをフルスクラッチで開発するという方針を貫いています。今回のプロジェクトでは、ゼロ知識証明の回路言語を独自実装することで、日本発の革新的な技術を世界に発信します。Polkadot Networkへの接続も視野に入れ、高い拡張性と独自性を備えたブロックチェーンを目指します。

株式会社インバース:プライバシーとスケーリングに特化した暗号技術研究開発



Kogarashiを開発する株式会社インバースは、「ブロックチェーンを既存のWeb技術のように使いやすくする」というビジョンのもと、プライバシーとスケーリングに特化した暗号技術の研究開発に注力しています。同社の技術力とWeb3 Foundationからの支援を背景に、Kogarashiの今後の発展に大きな期待が寄せられています。 日本のブロックチェーン業界の活性化にも貢献する、今後の展開に注目しましょう。

会社情報

会社名
株式会社インバース
住所
東京都足立区梅島3丁目33-6エンブレム西新井2F・3F
電話番号
090-2219-4390

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