GridBeyond資金調達成功
2024-04-16 13:00:02

グローバルITエネルギー企業GridBeyondがシリーズCで5200万ユーロを調達

新たなエネルギーの時代が到来!



グローバルなITエネルギーソリューションを提供するGridBeyondが、最新のシリーズCラウンドで約5200万ユーロ(約85億円)の資金調達を成功させました。この資金調達は、スペインのAlantraが運営するエネルギー転換ファンドKlimaが主導しました。新たに参加した投資家としては、日本の横河電機、米国のEnergy Impact Partners、フランスのMirova、スイスのABBグループ、米国のConstellationが挙げられます。

GridBeyondは2010年の設立以来、企業が所有する設備や工場の潜在能力を引き出すことで、CO2排出をゼロに近づける目標を掲げてきました。持続可能性や電力インフラの耐久性を高め、電気料金の安定化を図るため、AI技術を活用したプラットフォームを開発しています。このプラットフォームは、大規模な再生可能エネルギーや蓄電池、電力負荷など、すべての設備の可能性を最大限に引き出し、分散型エネルギー源と電力市場をつなぐ役割を果たしています。

今回の資金調達は、GridBeyondの技術の進化を促進し、VPP(バーチャルパワープラント)としてのグローバルリーダーシップをさらに強化するために活用されます。デマンドレスポンス、蓄電池、再生可能エネルギー設備の最適化を通じ、低炭素社会の実現に必要な技術を最大限に活用することを目指しています。

GridBeyondのCEOで共同創設者のマイケル・フェラン氏は、資金調達を通じてエネルギーテックのリーダーとしての地位を強化できることに自信を持っています。また、電力市場参加者の商業的および運用的利益を上げ、デジタル化や脱炭素化に向けた動きに寄与していく意向を示しています。

2023年には全米での電力自由化分野でのチームを拡大し、Veritone Business Energyの買収や新製品の発表とともに、グローバルなチームの規模は倍増。また、過去3年間での年間収益は平均70%の成長を記録しており、2024年も同様の成長が見込まれています。

日本においても、GridBeyondは重要な役割を果たしつつあります。再生可能エネルギーの拡大と電力市場改革に伴い、電力供給の安定化や需給バランスの維持が求められており、GridBeyondは2022年に日本市場に進出しました。横河電機の投資を受けることで、日本市場でのさらなる成長が期待されています。日本が持続可能性に向けた社会の発展を重視する中、GridBeyondの技術は、新たな収益源を開拓する手助けとなっているのです。

今後の展望として、GridBeyondはエネルギー市場の規制環境に対応しつつ、新たな国際市場への展開を進めます。その一番の原動力は、ゼロカーボン社会の実現に対する高まる需要です。私たちは、持続可能な未来を実現するために、さらに成長し続けることでしょう。限りある資源を有効活用し、より良いエネルギー環境を築くために、GridBeyondはこれからも挑戦を続けます。

会社情報

会社名
GridBeyond合同会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目7-1
電話番号

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