glafit四輪原付の実証実験
2024-06-26 19:15:26

glafit、高齢者の移動手段に革新をもたらす四輪型特定小型原付の実証実験開始!

glafit、高齢者の移動手段に革新をもたらす四輪型特定小型原付の実証実験開始!



電動パーソナルモビリティの開発から販売までを手掛けるglafit株式会社は、高齢者の移動手段の課題解決を目指し、四輪型特定小型原動機付自転車の実証実験を2024年7月から開始することを発表しました。

近年、高齢化が進む日本では、免許返納による移動手段の制限や、買い物難民問題など、高齢者の移動に関する課題が深刻化しています。glafitは、これらの課題解決に貢献するため、新たな移動手段として四輪型特定小型原付を開発し、実証実験を通じてその有効性を検証していきます。

# 開発の背景:高齢者の移動手段の課題



glafitは、これまで自転車型着座タイプの特定小型原付「電動サイクルNFR-01Pro」を販売しており、ユーザーからの意見を収集してきました。その結果、高齢者の方々からは、二輪車では不安を感じるとの声が多く寄せられていました。また、従来のシニアカーは時速6km/h以内と移動範囲が限られていたため、外出の選択肢が狭まっているという課題も明らかになりました。

そこでglafitは、高齢者でも安心して安全に運転できる、最高時速20km/hの四輪型特定小型原付の開発に着手しました。この車両は、免許不要で乗ることができ、従来のシニアカーよりも広範囲な移動を可能にすることで、高齢者の外出の選択肢を広げ、買い物難民問題の解消にも貢献できると期待されています。

# 四輪型特定小型原付の技術的課題



四輪型特定小型原付の開発には、車幅の制限など、克服すべき技術的な課題がありました。特定小型原付の規格では、車体の長さが190cm以下、幅が60cm以下と定められており、狭い車幅の中で四輪の安定性を確保することが大きな課題でした。

一般的な乗用車の車幅の半分以下の車幅で四輪を実現することは、走行時の安定性を確保するために非常に難しい技術的挑戦でした。特に、車道と歩道を行き来する際の段差や、旋回時の遠心力への対応は、車両の安定性を大きく左右する重要な課題でした。

# 株式会社アイシンとの共同開発:リーンステア制御技術



glafitは、これらの課題を解決するために、株式会社アイシンが開発中の「リーンステア制御」技術を採用しました。「リーンステア制御」は、車速やハンドル角などの情報に基づいて、車体の傾斜角をアクチュエータを用いて制御することで、二輪車並みの幅の狭い車両においても高い自立安定性を実現する技術です。

glafitは、この技術を採用することで、四輪型特定小型原付の安定性と操作性を大幅に向上させ、高齢者でも安心して運転できる車両を実現することを目指しています。

# 実証実験の詳細



glafitは、7月から「リーンステア制御」を搭載した四輪型特定小型原付のプロトモデルを用いて、65歳以上の方々を対象とした実証実験を開始します。実証実験では、プロトモデルの試乗を通じて、機能性や操作性の評価を行うとともに、所有やシェアリングなど、利用シーン別でのニーズや課題を把握します。

将来的には自動運転の実装も視野に入れており、今回の実証実験を通じて得られたデータをもとに、製品化を目指していく予定です。

# glafitの今後の展望



glafitは、今回の四輪型特定小型原付の開発に加え、電動バイク、電動サイクル、立ち乗り型電動バイクなど、様々な電動パーソナルモビリティの開発を積極的に推進しています。

glafitは、これらの製品を通じて、高齢者の移動手段の課題解決だけでなく、人々の移動をより便利で楽しくすることを目指しています。

# glafit代表取締役社長 CEO 鳴海禎造氏のコメント



鳴海氏は、高齢者の移動手段の課題について、自身の両親との生活経験から生まれた強い想いを持って語っています。免許返納後の移動手段の制限は、高齢者にとって大きなストレスであり、glafitは、高齢者が安心して移動できる社会の実現を目指しています。

今回の四輪型特定小型原付は、その想いを実現するための重要な一歩であり、高齢者の移動に関する課題解決に貢献していくことを目指しています。

glafitの四輪型特定小型原付、高齢者の移動手段に新たな光を!



glafitが開発する四輪型特定小型原付は、高齢者の移動手段の課題解決に大きく貢献する可能性を秘めていると感じました。免許返納後の移動手段の制限や、買い物難民問題など、高齢者の移動に関する課題は深刻化する一方です。glafitの四輪型特定小型原付は、これらの課題に対して、新たな解決策を提供する可能性を秘めています。

従来のシニアカーは、時速6km/h以内と移動範囲が限られていましたが、glafitの四輪型特定小型原付は、最高時速20km/hと移動範囲が大幅に広がります。これにより、高齢者は、これまで諦めていた外出や買い物を再び楽しめるようになり、生活の質の向上に繋がるでしょう。

また、運転免許の返納を検討している高齢者にとって、四輪型特定小型原付は、新たな移動手段として魅力的です。免許返納後も、自由に移動できる選択肢が増えることで、高齢者の生活の質の維持に役立ちます。

技術的な面でも、glafitは、株式会社アイシンとの共同開発により、リーンステア制御技術を採用しています。この技術は、狭い車幅でも高い安定性を確保することを可能にするため、高齢者でも安心して運転できる車両を実現すると期待されます。

今回の実証実験は、四輪型特定小型原付の安全性や使いやすさを検証する上で重要な一歩となります。glafitは、実証実験を通じて得られたデータをもとに、製品化に向けて更なる開発を進めていく予定です。

glafitの四輪型特定小型原付は、高齢者の移動手段の課題解決に大きく貢献するだけでなく、高齢者が社会参加を促進し、より豊かな生活を送るための重要な役割を担う可能性を秘めています。今後、glafitが、高齢者の移動手段の課題解決にどのように貢献していくのか、期待が高まります。

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