株式会社ラクス、2016年3月期の業績予想を上方修正。配当も増配へ
株式会社ラクス、2016年3月期の業績予想を上方修正
株式会社ラクスは、平成27年12月9日に公表した2016年3月期(平成27年4月1日〜平成28年3月31日)における通期連結業績予想と配当予想を修正したと発表しました。これにより、売上高や利益の見通しが大幅に改善されることが期待されています。
業績予想の詳細
まず、通期連結業績予想の修正内容を見てみましょう。売上高は4,057百万円、営業利益は727百万円、経常利益は729百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は477百万円とされています。また、1株当たりの当期純利益は43.34円となる見込みです。前回の予想(売上高4,014百万円、営業利益569百万円、経常利益561百万円、親会社株主に帰属する当期純利益353百万円)と比べて、いずれの項目も増加しています。
増加の要因
この業績改善の要因として、ラクス社が重点的に取り組んできた「楽楽精算」というサービスへの広告宣伝活動が功を奏し、認知度が向上したことが挙げられています。その結果、引き合いが増加し、契約数が大幅に増加しました。また、営業人員を増やし、幅広い顧客ニーズに応えるための機能改善を行ったことも影響しています。さらに、コストを抑えた効率的な運営ができており、主力サービスの「メールディーラー」も好調であるため、クラウドサービス全体の売上が計画を上回る見通しです。
配当予想の修正
次に、配当予想に関しても修正がありました。期末の配当金について、前回の予想は3.55円でしたが、今回の予想は4.35円に引き上げられています。
配当方針
ラクス社は、株主への利益還元を経営の重要課題と位置づけており、連結当期純利益に対する配当性向を10%程度を目安にし、配当の継続性と安定性も重視しています。特に、過去の実績を踏まえて年間配当金の下限を設定することにより、業績の拡大に応じて適切な利益配分を行う方針です。
結論
これらの業績予想の見直しと配当の増加により、ラクス社は今後もさらなる成長を目指していくことでしょう。クライアントのニーズに応えつつ、効率的な事業運営を行うことで、持続的な成長と株主への還元を強化する姿勢を見せています。今後の業績動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ラクス
- 住所
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5リンクスクエア新宿
- 電話番号
-
03-6683-3663