ヘルステックの未来を語る|「Healthtech Summit 2024」開催レポート
2024年12月12日と13日、東京都中央区の室町三井ホールで「Healthtech Summit 2024」がAlfresa CorporationとMedPeerが主催する形で開催されました。このイベントは、医療技術の進化を中心に、医薬品流通や医療DXについて議論が交わされる貴重な場として注目されています。特に、オープニングではAlfresaの社長、福神雄介が『日本・世界のヘルステック動向~次の10年へ向けて、市場はどこへ向かうか~』というセッションに登壇し、医薬品卸会社の視点からヘルステックの未来を論じました。
ヘルステック業界の未来に向けての洞察
福神社長の講演では、今後のヘルステック市場の成長を支えるためのエコシステム構築への提案が行われ、業界内での連携の重要性が強調されました。また、メドピアの取締役会長、石見陽氏らと共に「A Decade Fighters10年の進歩を支えたスタープレイヤーたち」に関するセッションで、業界の進化についての個々の見解を交わしました。
インノベーションを生む「ワクチンプラットフォーマー」
イベントでは、アルフレッサの新井一禎が登壇し、『ワクチンプラットフォーマーへの挑戦〜医薬品卸だからできる持続可能な供給の最適化と在庫の可視化〜』についての発表を行いました。彼が紹介した「ワクチンプラット」は、医療機関と個人にとってのワクチンの効率的な管理と予約を可能にし、双方の利便性を著しく向上させるサービスです。
ピッチファイナル:革新的な提案が集まる
12月13日のピッチファイナルでは、Alfresaの常務執行役員である久保良太が審査員として登壇し、新たな医療サービスの提案を募るピッチコンテストが行われました。このコンテストには医療・ヘルスケアに関連する多様なサービスが応募されており、最優秀賞にはAIを活用した放射線治療計画支援サービスを手掛けるアイラト株式会社が選ばれました。
贈られる賞と視聴の方法
最優秀賞には100万円が贈られ、その他にもスポンサー賞が各社に顕彰されました。また、視聴希望者はアーカイブ配信を期間限定で確認できる特典もありました。興味がある方は、公式サイトからの登録をお忘れなく。
医療現場を支える今後のビジョン
Alfresaは、今後も医薬品の安定供給や地域医療への取り組みを通じて、国民の健康を支えていく所存です。設立以来20年近くにわたり、医療用医薬品や医療機器の供給を行う中で、各地域の事情に寄り添ったシステムの構築を目指しています。医療現場の業務効率化、さらには医療の質向上へ向けた努力を重ねていくことが、Alfresaの使命です。
会社概要
アルフレッサ株式会社
- - 企業名: アルフレッサ株式会社
- - 代表取締役: 福神 雄介
- - 所在地: 東京都千代田区神田美土代町7番地
- - 事業内容: 医療用医薬品、医療機器、介護用品等の卸売販売
メドピア株式会社
- - 企業名: メドピア株式会社
- - 代表取締役: 後藤 直樹
- - 所在地: 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア8階
- - 事業内容:医師専用コミュニティサイト「MedPeer」等の運営
このように、ヘルステック分野での先進的な取り組みが進められる中、次世代の医療サービスを支えるためのチャレンジは続いています。