企業成長のためのパーパス実践法
最近、企業がパーパスを持つことが重要視されているものの、その実践について悩んでいる企業も多いのが現状です。新たに出版された書籍『企業が成長し続けるための7つのステップ パーパスの浸透と実践』は、こうした課題を解決するための具体的アプローチを伝授します。著者は、日本のパーパス・ブランディングの先駆者である齊藤三希子氏。この書籍は、前著『パーパス・ブランディング ~「何をやるか?」ではなく、「なぜやるか?」から考える』に続くものです。
パーパスの必要性
多くの企業がパーパスを策定したものの、それをどのように浸透させ、実践すればよいか迷っているケースが少なくありません。企業が一致団結して活動するためには、パーパスの具体的な活用法が求められます。本書は、企業が成長するために不可欠な「策定」「浸透」「実践」のプロセスを詳しく説明し、実用的な手法を示します。
本書の特徴
本書では、パーパスを正しく理解し、どのように企業文化に取り入れるかを包括的に取り扱っています。
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基本的な考え方:パーパスの定義や必要性を学び、企業の価値観を見直す手始めとして、導入前に検討すべき事項を紹介。
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ワークショップのすすめ:パーパスを策定するためのワークショップの進め方や、パーパスの言語化を助けるための方法論が記載されています。
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実践例の紹介:富士フイルムホールディングスのインタビューを通じて、実際にどのような施策が採用されたのか具体的に紹介し、成功に向けたステップを示します。
課題解決へのアプローチ
近年ながら多くの企業がパーパスの浸透に苦戦していることは事実です。そのような課題に対処するために、具体例や体験談を交えた内容が用意されており、読者が実際の施策にどのように活かせるかを考える一助となるでしょう。
目次の概要
1.
理解:パーパス・ブランディングとは何か。
2.
準備:導入前に必要な理解。
3.
発見:パーパス・ディスカバリーのプロセス。
4.
浸透:パーパスがどのように社内に広がるのか。
5.
ムーブメント施策:参加者全体がその目的を意識した活動をするための方法。
6.
マイ・パーパス:個人としてのパーパスの考え方。
7.
実現:パーパスを持続可能なものとするための取り組み。
本書は、パーパスの実践を志す企業に対して、必要な情報や具体的な施策、問いかけを提供することで、理解を深め行動を促す内容になっています。特に現在浸透に取り組んでいる企業や、これから策定を予定している企業にとって、心強い指針となるでしょう。
書籍情報
- - 発売日:2024年9月27日
- - 著者:齊藤三希子
- - 定価:2,420円(税別)
- - ページ数:288ページ
実際の課題解決に向けて、役立つ情報が満載の本書。パーパスの浸透を真に実現したい方にとって、必読の一冊と言えます。