東芝エレベータ、中国市場での美的集団との提携を発表
東芝エレベータと美的集団の新たなパートナーシップ
2023年、東芝エレベータ株式会社は、美的集団股份有限公司との戦略的提携を発表しました。この提携により、東芝エレベータの連結子会社である東芝電梯(中国)有限公司と東芝電梯(瀋陽)有限公司の持分58%が、美的集団傘下のHainan Midea Building Technology Co., Ltd(MBT)に譲渡されます。この譲渡は、両社間で正式な契約が締結されたことに伴い、2023年12月末を目処に実施される予定です。
競争力と事業価値の向上
東芝エレベータは、今回の譲渡決定の背景として、中国市場における昇降機事業の競争力強化と企業価値の向上を挙げています。美的集団との提携が、事業の持続的な発展を促進すると期待されており、東芝電梯は引き続き東芝ブランドの下で、昇降機の開発や販売、設置、保守サービスなどを継続します。
美的集団の概要
美的集団は、スマートハウス、工業、建設技術、ロボット/オートメーション、デジタル技術といった5つの分野で活躍するグローバル企業です。彼らはフォーチュンのグローバル500企業に9年連続でランクインしており、世界中で190,000人以上の従業員を抱えています。研究開発施設や製造拠点も充実しており、デジタル革新を駆使した業務展開をしています。
東芝エレベータのビジョン
一方、東芝エレベータは、昇降機に関連する製品やサービスを一貫して提供する体制を整えています。特に、高速エレベーターの開発においては世界的に高い技術力を誇っており、TAIPEI101に納入した超高速エレベーターはその象徴です。彼らは今後も技術革新を追求し続け、品質の向上に努めていくとしています。
シュバリエ インターナショナル社との関係
さらに、シュバリエ インターナショナル社との関係も注目に値します。この会社は多角的なグローバル・コングロマリットとして、建設やエンジニアリング、不動産など多岐にわたる事業を展開しており、エレベーターやエスカレーターに関するプロジェクトを数多く手掛けてきました。
まとめ
今回の美的集団との提携により、東芝エレベータは中国市場でのさらなる成長と国際的な競争力の強化を図ることでしょう。双方の専門性を結集し、新たなビジネスチャンスを拓くことが期待されます。私たちは、この提携がもたらす未来を楽しみにしています。
会社情報
- 会社名
-
東芝エレベータ株式会社
- 住所
- 神奈川県川崎市幸区堀川町72-34ラゾーナ川崎東芝ビル7階
- 電話番号
-
044-331-7100