日本賃貸保証株式会社、新社屋が完成し本社機能を移転
日本賃貸保証株式会社(通称JID)は、新たに完成した木更津駅西口の社屋内に本社機能を移転し、5月7日より業務を開始することを発表しました。これは同社にとって新たなスタートとなり、さらなる成長を目指す重要な一歩です。
本社移転の背景と目的
JIDは約15年前、自然環境豊かな地域での事業展開を目的に、東京・日本橋から木更津市羽鳥野に本社を移しました。当時、この地域は開発が進んでおらず、将来的な発展に期待を寄せていました。創業者の長年の知見に基づき、地域の可能性を見出しました。旧本社では、従業員向けの託児施設や学童保育施設を設け、働く親たちが快適に過ごせる環境づくりを進めて来ました。また、地域の美化活動にも力を入れ、街路樹の剪定なども行い、地域社会への貢献を大切にしてきました。
木更津市は東京へのアクセスが良好で、近年では居住を希望する人々が増加しています。しかし駅前地区はかつての賑わいを失っており、地域からはその活性化が強く求められていました。JIDはこのニーズに応えるべく、2018年に廃業した旅館の売却の相談を受け、その後、新たなランドマークとしてオフィスビルとレジデンスが融合した施設の建設を決定しました。
新本社社屋「THE Rejuve Port KISARAZU」
新本社社屋の名称は「THE Rejuve Port KISARAZU」です。「Rejuve」とは活性化を意味し、「Port」は木更津の港を示しています。この建物には、2階から3階に位置するオフィスが含まれ、ルーバーで囲まれた環境は陽光を適度に遮断し、快適な作業空間を提供します。
事務室や会議室、打ち合わせ室はそれぞれ異なるデザインが施されており、従業員のモチベーションを高める工夫がされています。休憩室の天井は水辺をイメージした落ち着いたデザインで、心豊かな時間を提供することを目指しています。また、高潮対策として、3階の屋上に受水槽や変圧器を設置し、非常時でも事業を継続できるように設計されています。
高級リゾートマンションをイメージしたレジデンス
「THE Rejuve Port KISARAZU」には、4階から11階にかけて海を望む高級リゾートマンションが設けられています。全64室の住戸は、それぞれ47.7平方メートルから77.88平方メートルの広さを持ち、各住戸には東京湾を一望できるバルコニーが用意されています。その洗練された白色の外観は、リゾート感を引き立てています。
特に注目すべきは、奥行きが最大3メートルの広々としたバルコニーで、散水栓や手洗い場も備わっており、様々な活動に利用できます。ここで食事を楽しんだり、夜景を眺めながら海風にあたることも可能で、まさに贅沢なひとときを過ごせる空間です。
室内は3つのカラーバリエーションが用意され、それぞれ異なる雰囲気で居住空間を演出します。そして、最新の設備を搭載した室内は、快適な生活を支えるための高まった品質を誇ります。
今後の展望
日本賃貸保証株式会社は、新たな本社を基盤として賃貸保証サービスのさらなる発展と、地域社会への貢献を引き続き追求していきます。当社は1995年の創業以来、すべての人々が安心して住まうことのできる社会の実現を目指し、取り組んできました。
JIDの企業理念
スローガンである「全ての人に公平で公正な社会作りに貢献する」という理念を実現するため、JID GROUP全体で団結し、今後も成長を続けます。新社屋の完成を機に、さらなるサービス向上に努めてまいります。