世界的レストランnomaが認めた石垣島の泡盛『白百合』、特別蒸留版を発売

沖縄の泡盛『白百合』が世界の名店に選ばれた理由

石垣島の池原酒造が製造する泡盛『白百合』が、2024年秋に京都で期間限定展開される「noma Kyoto」にて提供されることが決まりました。これを機に、池原酒造は新たに「白百合プレミアム」という特別蒸留版を発売します。この泡盛が世界的に注目されるきっかけとなった経緯と、白百合の魅力を探ってみましょう。

nomaとの運命的な出会い

「noma」は、スウェーデン・コペンハーゲンに本店を構える、世界のベストレストラン50で何度も1位に輝くミシュラン3つ星レストランです。この名店のヘッドソムリエ、メイス氏が池原酒造を訪れ、そこで『白百合』の特別蒸留版を試飲したことが、今回の採用につながりました。メイス氏は、泡盛の独自の風味と、手作業にこだわった製法に感銘を受けたとのこと。

特別な蒸留方法とその魅力

池原酒造の泡盛は、石垣島の清水を使い、創業以来の伝統的な手法で製造されていますが、特に注目すべきはその蒸留方法です。池原酒造が採用しているのは、銅製の直火地釜蒸留方式。この独自の方法によって、蒸留直後の新鮮な香りや、泡盛独特の深い味わいを楽しむことができるのです。

一般的に、泡盛は蒸留後2〜3ヶ月貯蔵された後に出荷されるのが普通ですが、ここでは蒸留直後の状態でボトリングされます。白百合プレミアムは、圧倒的な香りと洗練された味わいを併せ持ち、他にはない個性的な存在感を誇っています。

世界に広まる沖縄の文化

池原酒造の代表取締役・池原優氏は、nomaでの採用を光栄に思い、さらに多くの人々に沖縄の文化と歴史が詰まった泡盛の魅力を伝えるチャンスが広がったとコメントしています。この機会を通じて、白百合の魅力が世界中に広がることは、泡盛のさらなる普及にもつながるでしょう。

新たな製品の発売

今回、池原酒造が特別蒸留版の新商品「白百合プレミアム」を2024年2月上旬より販売します。この商品は、徹底的な粗濾過を施し、直火蒸留の特性を生かした泡盛の魅力が凝縮されています。ていねいに仕込まれたこの泡盛は、味わいの変化も楽しめるため、到着後はできるだけ早く開封し、ストレートでその美味しさを堪能してほしいです。