TangerineプラットフォームV2.0
2015-11-17 17:00:01
TangerineマネージメントプラットフォームV2.0、大幅機能追加でIoT/O2Oソリューションを強化
TangerineマネージメントプラットフォームV2.0:IoT/O2Oソリューションの進化
Tangerine株式会社は、同社のIoT/O2Oソリューションである「Tangerineマネージメントプラットフォーム」を大幅にアップデートしたバージョン2.0を発表しました。このアップデートにより、ビーコンやセンサーの遠隔監視、多言語対応、開発期間の短縮など、企業のIoTサービス構築を強力に支援する機能が追加されています。
Gateway Hub機能:遠隔監視・制御の時代へ
従来、ビーコンやセンサーの監視・制御には、専用のツールやアプリケーションを搭載したスマートフォンを近傍に置く必要がありました。しかし、バージョン2.0では新たに「Gateway Hub」機能が追加され、遠隔地からでもビーコンやセンサーの監視・制御が可能になります。これは、多数のビーコンやセンサーを管理する必要がある企業にとって大きな利点となります。
Gateway Hubのサポート第一弾として、ぷらっとホーム社のOpenBlocks IoT BX1が採用されています。具体的には、ビーコン/センサーの死活監視、データ取得、リモート制御、ファームウェアアップデート(FOTA)といった機能が遠隔から実行可能になります。
きめ細やかなO2O体験を実現する新しいビーコントリガー
バージョン2.0では、来店検知や退店検知といったロジックの設定をTangerine SDKで簡素化しました。これにより、開発者は様々なビーコンイベントに連動したアプリケーションを迅速に開発できるようになります。
新たに「来店イベント」「退店イベント」「来店後n分経過」といったトリガーが追加され、よりきめ細やかなO2O体験を提供できるようになりました。これらのトリガーは、各ビーコンに紐づくアクション(コンテンツ)ごとにクラウド上で設定可能です。
多言語対応:インバウンド需要に対応
ビーコントリガーで表示するコンテンツに多言語サポート機能が追加されました。これにより、スマートフォンの言語設定に応じて適切なコンテンツを自動的に表示することが可能となり、増加するインバウンド旅行者への対応が容易になります。
Tangerine Web Console V2.0:直感的な管理コンソール
新しいUIデザインのウェブ管理コンソールでは、設置場所の管理からビーコンの状態・設定までをビジュアルに確認できます。フロアマップによるビーコン/Hubの位置管理、プッシュコンテンツの多言語設定管理、Heat Mapによる状況把握、動線ログのCSVダウンロードといった機能も搭載されています。
Tangerine SDK for App:開発期間の大幅短縮
ビーコン連動アプリケーション開発を支援するTangerine SDKも強化されました。特に、Cordovaへの対応により、HTML5ベースのワンソースでiOSとAndroid両方のアプリケーションを同時に開発できるようになりました。また、Androidスマートフォン対応機種も大幅に拡大され、最新のAndroid 6.0対応機種を含め約80機種をサポートしています。
まとめ
TangerineマネージメントプラットフォームV2.0は、Gateway Hub機能、高度なビーコントリガー、多言語対応、強化されたSDKなど、企業のIoT/O2Oサービス構築を強力に支援する様々な機能強化が施されています。これらの機能により、企業はより効率的に、そしてより高度な顧客体験を提供できるようになるでしょう。TangerineプラットフォームV2.0の正式リリースは2015年12月中旬を予定しています。
会社情報
- 会社名
-
Tangerine株式会社
- 住所
- 東京都港区南麻布3-19-1322SKY BLDG.302
- 電話番号
-
03-5953-7601