豊橋市役所が実現した新たな採用説明会、その内容と反響に迫る

豊橋市役所、初の試み採用説明会開催！

2023年10月4日と11日の2日間、愛知県豊橋市役所では新規採用職員によるユニークな採用説明会が実施されました。このイベントは、入庁からわずか1年の若手職員が主体的に企画したもので、類似の試みは東三河地域の自治体としては初めてのことです。

新規職員が語る実体験

この説明会では、実際に働いている新規採用職員が、自らの経験を元に学生たちに「ホンネ」を届けました。彼らは、採用直前に求めていた「具体的な職場情報」や「仕事選びのポイント」といった、リアルで有益な情報を共有しました。例えば、

- 市役所における意外な仕事や、
- 職員の日常生活を追ったリアルな一日、
- モチベーションを高める手当の話など。

普段の説明会ではなかなか領域に触れられないテーマが盛り込まれ、大きな関心を集めました。毎回異なるテーマで10班に分かれた新規職員たちは、各自のブースを設け、20分程度のプレゼンを行い、各ブース間で学生を交代で回りながらディスカッションが行われるスタイルです。

参加者の声

参加した学生たちからは、ポジティブな声が続々と寄せられました。「具体的な仕事の内容や一日の流れを知ることができたことで、就職後のイメージができました」という意見があり、また別の参加者は「ホームページでは得られない生の声を聞けて、職場の雰囲気まで感じることができた」と満足の声を漏らしました。

さらに、インターンシップを経験した学生は「説明会を通じて、複数の課での新入職員の表情や姿勢を見ることができ、より豊橋市役所で働きたいという気持ちが強くなった」との感想を述べました。

職員たちの初挑戦

一方で、初めての経験に挑む新規職員たちも、緊張しつつも自信を持って臨みました。「学生の本音を直接聞けて、自分にとっても貴重な経験になった」と語る中で、自己成長を実感する場ともなったようです。普段は上司と接することが多いため、学生との対話を通じて新たな視点を得られたことに驚きを感じた職員も多かったようです。