「心地よさの宿」は三重県に誕生
障害のある人の快適な生活を考え続けてきた作業療法士、野村寿子が手掛ける宿「ほぐれる暮らしの宿coconiwa」が、2026年夏に三重県御浜町にオープンする運びとなりました。このプロジェクトは、心地よい空間を提供することで、障害のある方とそうでない方の間に存在するバリアをなくしたいとの思いからスタートしています。
直面する社会課題
近年、障害者に対する支援が注目されていますが、まだまだ社会には多くの課題が存在しています。「障害のある人が快適に過ごすことがあたりまえ」とされる社会を目指すために、必要なのは環境の整備です。具体的には、居住空間や観光地などのインフラがどれだけ多様なニーズに応えられるかが鍵となります。
「coconiwa」の理念
「coconiwa」では、「心地よさ」を感じることができるデザインを取り入れ、利用者が自分の体を解放できるような空間を提供します。42年間作業療法士としての経験を持つ野村寿子は、実際に障害者の方々の声を聞きながら、快適で安心できる宿の設計を進めています。たとえば、木の質感を生かしたインテリアや、目に優しい照明など、すべての人に愛される空間を目指しています。
クラウドファンディングの進展
「coconiwa」の設立資金を募るために、クラウドファンディングが始まっています。目標金額は200万円で、既に達成された後、さらなる300万円を目指しています。この資金は、「めぐりの庭」というシンボル空間の整備に使われる予定です。ここは、宿泊者が集い、心を通わせるための場所として設計され、利用者が互いに支え合うような社会を築くことが期待されています。
より良い未来を共に
「coconiwa」は、単なる宿泊施設ではなく、障害のある人々の「暮らし」。それは誰にとっても優しさのあふれる空間へと進化させるためのチャレンジの場です。多くの専門家の知見を集め、設計に反映することで、すべての人にとって心地よい空間の実現を目指します。
受け入れられる広さ
障害の有無に限らず、訪れる人々が心身ともにリフレッシュできる場所として「coconiwa」は存続。小さなお子様から高齢者まで、誰にでも親しみやすい設計が予定されています。例えば、エレベーターの設置や段差をなくしたバリアフリー設計、快適に過ごせる寝具や家具の選定など、利用者に配慮した空間が実現します。さらに、観光交流を目指し、地域の文化や自然を生かしたプログラムも计划されています。
地域の魅力を引き出す
熊野古道や自然豊かな環境に囲まれた御浜町は、観光資源が豊富です。宿の運営を通じて地域活性化にも寄与できるよう、観光庁が提唱するユニバーサルツーリズムの実現にもつながるでしょう。「coconiwa」は地域の魅力を引き出し、訪れるすべての人の心をほぐす場所を提供します。
結び
障害のあるなしにかかわらず、すべての人々にとって心地よい生活ができる社会の実現を目指す「coconiwa」。今後の動きに注目し、ぜひその完成を見届けたいと思います.